75歳になって後期高齢者医療制度に移ると、これまで受けていた健康診査はどうなるのでしょうか。
後期高齢者医療制度の健康診査は、都道府県ごとの広域連合が市区町村に委託して実施しています。東京都後期高齢者医療広域連合の案内では、受診時の自己負担金は500円で、市区町村によっては無料になることもあるとされています。
この記事では、健康診査の仕組みと対象になる人、検査項目、費用を、広域連合の案内と法令で確認します。
1. 後期高齢者医療制度の健康診査は、広域連合が市区町村に委託して実施している
後期高齢者医療制度の健康診査は、広域連合が行う保健事業の一つです。まず、制度の仕組みを確認します。
1.1 高齢者の医療の確保に関する法律は、広域連合に健康診査などの事業を行うよう努めなければならないと定めている
高齢者の医療の確保に関する法律の第百二十五条は、後期高齢者医療広域連合が、健康教育、健康相談、健康診査及び保健指導など、被保険者の健康の保持増進のために必要な事業を行うよう努めなければならないと定めています。
この事業を行うときは、市町村や保険者と連携を図ることも、同じ条文に書かれています。
1.2 実際の健康診査は、広域連合から委託を受けた市区町村が実施する
東京都後期高齢者医療広域連合は、健康診査を市区町村に委託して実施しています。愛知県後期高齢者医療広域連合も、広域連合が市町村に委託して実施しており、対象となる人の詳細は、住んでいる市町村によって異なると案内しています。
申込みや受診の窓口になるのは、お住まいの市区町村です。
1.3 対象は被保険者で、長期入院中や特定の施設に入所している人などは除かれる
愛知県後期高齢者医療広域連合の案内では、対象は被保険者です。ただし、長期間入院している人や、特定の施設に入所している人などは除くとされています。
東京都後期高齢者医療広域連合の案内にも、施設に入所している人などは、健診の対象にならない場合があると書かれています。