3. オール電化の冬の電気代、増えた分を夜間に使うと差はいくら?昼の最も高い時間帯に使うより100kWhあたり約790〜2228円少ない(大手3社の電力量料金・税込)
オール電化の冬の電気代は、増えた分の電気をどの時間帯に使うかで変わります。夜間と昼の最も高い時間帯の単価の差を100kWhあたりに直すと、東京電力エナジーパートナーで約790円、関西電力で約1096円、中部電力ミライズで約2228円です。
1月に5月より増える分の電気でも試算します。全国の世帯平均の割り振りでは、1月は約444kWh、5月は約266kWhで、差は約178kWhです。この約178kWhを夜間に使う場合と、昼の最も高い時間帯に使う場合の電力量料金は、次のとおりです。
- 【東京電力エナジーパートナー】夜間なら約4968円、昼なら約6374円。差は約1406円
- 【中部電力ミライズ】夜間なら約2951円、昼なら約6917円。差は約3966円
- 【関西電力】夜間なら約2848円、昼なら約4799円。差は約1951円
※試算の前提:1月と5月の差の約178kWhを、すべて夜間の単価、またはすべて昼の最も高い時間帯の単価で使った場合の電力量料金です。基本料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金・国の支援による値引きは含みません。
昼の時間帯ではなく、朝と夕方の中間の単価で使った場合と比べると、夜間との差は中部電力ミライズで約2152円、関西電力で約1339円です。東京電力エナジーパートナーのプランは、午前1時〜午前6時以外がすべて同じ単価のため、差は約1406円のままです。
エコキュートなどの給湯機は、ふだんは夜間にお湯を沸かす設定になっています。冬にお湯が足りなくなって昼に沸き増しをすると、その分は昼の単価になります。
4. オール電化の冬の電気代に国の支援はある?12月〜2月使用分は1kWhあたり1円〜4.5円の値引き(家庭向けの低圧・経済産業省の10月30日の発表)
経済産業省は2026年10月30日の大臣会見で、冬の電気・ガス料金の支援を、昨冬より1か月早めて12月から2月まで行うと発表しました。家庭向けの低圧の電気料金の値引きは、1kWhあたり次の額です。
- 【12月使用分】1円
- 【1月使用分】4.5円
- 【2月使用分】4.5円
値引きは、使った時間帯に関係なく1kWhあたり同じ額です。1月使用分の4.5円を差し引くと、夜間の単価は東京電力エナジーパートナーで約23.4円、中部電力ミライズで約12.1円、関西電力で約11.5円になる計算です。
3月使用分は、気候やエネルギー価格の動向を見きわめたうえで検討するとされています。
※試算の前提:2つ目の章の夜間の単価(税込)から、1月使用分の値引き4.5円を差し引いた値です。基本料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含みません。値引きは、支援に参加する電力会社が請求額から差し引く形で行われます。