2. 職種(俸給表)別に見た国家公務員のボーナス込み年収
国家公務員の給与は、仕事の種類に応じた俸給表で決まります。主な俸給表の対象と、ボーナスを足した年収の目安を順に見ていきます。
2.1 俸給表で職種が分かれる
「一般職の職員の給与に関する法律」(給与法)には17の俸給表があり、それぞれ対象となる職員が定められています。主な俸給表と対象の職員は次のとおりです。
- 行政職(一):ほかの俸給表の対象にならない職員
- 行政職(二):機器の運転操作や庁舎の監視などの業務に従事する職員
- 専門行政職:特許庁の審査官や航空交通管制の業務などに従事する職員
- 税務職:国税庁に勤め、税金の賦課や徴収の事務などに従事する職員
- 公安職(一):警察官、皇宮護衛官、入国警備官、刑務所などに勤める職員
- 公安職(二):検察庁、公安調査庁、少年院、海上保安庁などに勤める職員
- 研究職:試験所や研究所などで研究の業務に従事する職員
- 医療職(一):病院や療養所などに勤める医師・歯科医師
- 医療職(二):病院や療養所などに勤める薬剤師・栄養士など
- 医療職(三):病院や療養所などに勤める保健師・助産師・看護師・准看護師など
2.2 ボーナスを足した年収の目安
主な10の俸給表について、平均給与月額とボーナス4.65月分から年収の目安を試算しました。指定職(幹部職員)や、職員の少ない俸給表は除いています。
国家公務員の俸給表別・ボーナスを含めた年収の目安(2026年4月1日現在の給与で試算)1/2
出所:人事院「令和8年国家公務員給与等実態調査報告書」、人事院「令和8年 人事院勧告」をもとにLIMO編集部作成
- 医療職(一):1346万4514円(平均給与月額87万5594円)
- 研究職:936万2367円(58万5809円)
- 専門行政職:772万2538円(47万6463円)
- 税務職:743万7180円(45万5522円)
- 公安職(二):714万8784円(43万9144円)
- 行政職(一):694万6031円(42万8451円)
- 公安職(一):678万970円(41万5450円)
- 医療職(三):639万7774円(39万461円)
- 医療職(二):627万2758円(38万2816円)
- 行政職(二):572万1627円(34万8191円)
2.3 職員が多いのは行政職(一)と税務職
24万8729人のうち、行政職(一)が適用される職員は13万9564人で、半数を超えます。次に多いのは税務職の4万8398人です。
公安職(二)は2万2812人、公安職(一)は2万2043人でした。医療職(一)は590人、研究職は1137人と、職員の数は多くありません。