5. 自分の契約だけでなく、同居の親族が契約者の保険も並べる

ガイドラインの注では、補償重複の可能性がある他の契約には、契約者が同じものだけでなく、同居の親族が契約者のものも含まれる、とされています。

契約者が違う契約は、個人情報保護などの観点から、保険会社や代理店が内容を伝えることが適切でない場合がある、とされています。

家族の契約は、家族どうしで証券を持ち寄って確かめるのが確実です。

5.1 更新のときも、自分で確認しておくと安心

ガイドラインの注には、保険会社が補償重複を説明し、他の契約を確認する場面に、新規契約のほか契約更改(自動継続後の契約を含む)も含まれる、と書かれています。

更新のときも、自分で確認しておくと安心です。

なお、このガイドラインは保険会社向けの考え方を整理したもので、各社の取り組みを拘束するものではない、と明記されています。

6. 編集部の試算:年間3000円の特約が完全重複で2つあれば、10年で3万円の無駄払い

協会のQ&Aは、年間保険料を「数千円程度」と書くだけで、実際の額は契約によって違います。

ここでは、仮に年間3000円の個人賠償責任保険の特約が2つあり、完全重複になっている場合を考えます。

  • 無駄払いの年額:1つ分の3000円
  • 10年続けた場合:3000円×10年=3万円

この3000円は編集部の仮定で、実際の特約の保険料は、保険会社や契約内容で変わります。

7. 自転車保険を考えるときは、国の資料の条例の数と、お住まいの自治体の条例を確かめる

国土交通省のページによると、令和6年4月1日現在、34都府県が条例で自転車損害賠償責任保険等への加入を義務化し、10道県が努力義務化しています(公布日ベース)。

加入の対象になる保険の範囲や、義務の内容は自治体ごとに違うことがあり、この記事では確認できていません。住んでいる自治体の条例と、保険会社に確認してください。

警察庁によると、令和8年4月1日から、16歳以上の自転車の運転者に、交通反則通告制度(青切符)が適用されています。

これは反則金の制度で、賠償を補う保険の話とは別です。

ここからは、編集部の見立てと、確かめたいこと、まとめを見ていきます。