3. 重なること自体は、悪いこととは限らない。必要かどうかを選ぶ

ガイドラインは、補償重複自体が否定されるものではない、としています。

たとえば、先ほどの例のように、国外の事故も補償する特約と、国内の事故のみ補償する特約が重なっていて、国外の補償が必要なら、その契約を残す判断もあります。

大事なのは、重なっていることを知ったうえで、必要かどうかを選ぶことです。

3.1 定額で払われる保険は、補償重複の対象にならない

ガイドラインでは、定額保険は、他の契約の有無に関係なく、事由が発生すれば約定された保険金額が払われる、とされています。

そのため、定額保険同士、または定額保険と実損を補う型の損害保険の組み合わせは、補償重複の対象にならない、とされています。

4. 確かめるのは、保険証券の3点。被保険者の範囲、保険金額が無制限か、国内のみか国外も補償か

上のガイドラインの例から、編集部は確かめる点を3つに絞りました。

  • 被保険者の範囲:同居の親族がどこまで含まれているか
  • 保険金額:無制限か、1億円などの金額が決まっているか
  • 補償される場所:国内のみか、国外も補償するか

協会のQ&Aには、個人賠償責任保険には示談交渉サービスを行う商品もある、とあります。

付いているかどうかは保険会社によって異なるので、確認が必要です。補償の金額だけでなく、示談交渉のサービスが付いているかも、証券で確かめる点です。

ここからは、家族の契約の確かめ方と、無駄払いの試算、自転車の保険の注意を見ていきます。