4.3 振込額と、計算した金額を見比べる

児童手当が振り込まれたら、通帳やネットバンキングで金額を確かめ、わが家で計算した月額の2か月分と合っているかを見ておくとよいでしょう。金額が思っていたのと違うときは、子どもの数え方や届出の状況を、お住まいの市区町村に問い合わせてみましょう。

きょうだいが多い家庭ほど、誰が何番目として数えられているかは見えにくいものです。わが家の計算と振込額がずれていないかを確かめることは、届出の漏れや数え方の思い違いに早く気づくきっかけにもなるでしょう。

振込額を確かめるのは、手当が変わる時期の前後だけでもかまいません。家族の状況が変わった年は、届出のあとの最初の振込で、金額が変わっているかを見ておくと安心です。

金額が変わる時期がわかれば、児童手当を教育費などにどう充てるかの計画も立てやすくなります。手当の振込額を通帳で確かめるときに、書き出したメモと見比べる習慣をつけておくとよさそうです。

5. まとめにかえて

児童手当は、6つの場面で市区町村への届出が必要です。住所や氏名が変わったときだけでなく、配偶者や加入する年金が変わったときも含まれ、受給者本人だけでなく、配偶者や子ども、児童の兄姉等の変化も対象になります。

きょうだいの年齢で見ると、0歳・5歳・10歳の3人なら月5万円でした。上の子が数に入るかどうかで、下の子の手当が月2万円変わる例もあります。

児童手当は、子どもの年齢やきょうだいの数え方で金額が変わるうえ、暮らしの変化に合わせた手続きも必要です。家族のできごとと手当の関係を一度整理しておくと、いざというときに慌てずにすむでしょう。手続きを家族の一人だけに任せず、夫婦で知っておくことも大切だと考えられます。

とくにきょうだいがいる家庭では、上の子の進学や独立といった変化が、下の子の手当にまで影響することがあります。子どもたちの成長を見守るのと同じように、手当の数え方の変化にも目を向けておきたいところです。

手続きを忘れていたと気づいたときは、できるだけ早くお住まいの市区町村に相談することが大切です。申請の期限は、原則として、受け取れる手当の月数にかかわってきます。

これから引っ越しや転職、出産の予定がある家庭は、その時期を家族のカレンダーに書き込み、児童手当の手続きもあわせて予定に入れておくと安心です。手続きの順番を前もって決めておけば、慌ただしい時期でも落ち着いて動けるでしょう。

引っ越しや転職、出産は、家族にとって大きな節目です。その節目ごとに、児童手当の手続きもひとつの項目として思い出せるようにしておくと、受け取るはずの手当を取りこぼさずにすみそうです。

申請が遅れると、原則として遅れた月分は受け取れなくなります。暮らしが変わるタイミングで、児童手当の手続きもあわせて確かめておくと、受け取り漏れを防ぐ手がかりになるでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子