2. 【きょうだいの年齢別シミュレーション】3人きょうだいで第3子は月3万円、上の子の数え方で月額が変わる

では、きょうだいがいる家庭では、児童手当は月いくらになるのでしょうか。こども家庭庁「児童手当制度のご案内」の金額をもとに、きょうだいの年齢ごとに計算しました。

2.1 児童手当の金額(一人あたり月額)

  • 子どもが3歳未満の場合:第1子・第2子は月1万5000円、第3子以降は月3万円
  • 子どもが3歳以上で高校生年代までの場合:第1子・第2子は月1万円、第3子以降は月3万円

「第3子以降」は、子どもと兄姉等を年齢の高い順に数えて、3人目から後の子のことです。ここでいう兄姉等は、高校生年代を終えたあと(18歳になって最初の3月31日のあと)から、22歳になって最初の3月31日までの子で、親などが生活費を負担している子を指します。

2.2 きょうだいの年齢ごとの児童手当の月額

  • 例1:0歳・5歳・10歳の3人きょうだい:10歳は第1子で1万円、5歳は第2子で1万円、0歳は第3子で3万円。合計は月5万円、1年で60万円
  • 例2:1歳と3歳の2人きょうだい:3歳は第1子で1万円、1歳は第2子で1万5000円。合計は月2万5000円、1年で30万円
  • 例3:20歳(親が生計費を負担する大学生など)・16歳・12歳の3人:20歳は手当はないが第1子として数える、16歳は第2子で1万円、12歳は第3子で3万円。合計は月4万円、1年で48万円
  • 例4:例3で、20歳の子が数に入らない場合:16歳は第1子で1万円、12歳は第2子で1万円。合計は月2万円、1年で24万円

例1では、0歳の子は3歳未満ですが、上から数えて3人目なので第3子の月3万円になります。例2の1歳の子は第2子ですが、3歳未満なので月1万5000円です。同じ年齢でも、きょうだいの中での順番によって金額が変わるのが児童手当の特徴といえるでしょう。

同じご案内によると、児童手当は偶数月に、前の月までの2か月分がまとめて振り込まれます。例1なら1回の振込は10万円、例2なら5万円です。

例)きょうだいの年齢ごとの児童手当の月額2/2

例)きょうだいの年齢ごとの児童手当の月額

出所:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」をもとにLIMO編集部作成

例3と例4を比べると、20歳の子が数に入るかどうかで、合計は月4万円と月2万円となり、月2万円の差になります。上の子の年齢や暮らし方が変わると、下の子の手当まで変わることがある点には注意が必要です。

同じご案内によると、上の子(兄姉等)の世話をして生計費も出している親などは、申請のときにそのことを示す確認書をあわせて出す必要があります。上の子を数に入れたい場合は、この確認書の提出も忘れないようにしたいところです。

きょうだいの年齢が離れている家庭ほど、上の子が22歳の年度末を迎えたり、親が生計費を出さなくなったりする時期と、下の子の手当が変わる時期が重なりやすくなります。数年先までの金額の動きを一度見ておくと、教育費の準備の計画も立てやすくなるでしょう。

上の子の生計費を親が出さなくなったり、22歳の年度末を迎えたりすると、数え方が変わることがあります。毎年春ごろには、わが家のきょうだいの年齢を書き出して、手当の金額がどう変わるかを見ておくと安心でしょう。