2. 利率はどうやって決まる?直近の水準は
利率の目安として、直近の10月募集分(募集期間は10月8日~30日)の利率を見ておきましょう。
【2026年10月募集分の利率(税引前)】
- 変動10年(第199回債):年2.05%(初回の利率)
- 固定5年(第187回債):年2.39%
- 固定3年(第197回債):年2.07%
1年前の2025年11月募集分は、変動10年が年1.10%(初回の利率)、固定5年が年1.19%、固定3年が年0.99%でした。直近の10月募集分は、これと比べて次のように1ポイント前後高い水準です。
- 変動10年:+0.95ポイント
- 固定5年:+1.20ポイント
- 固定3年:+1.08ポイント
3つの商品の利率は、財務省が決めた計算式で決まります。
- 変動10年:基準金利×0.66
- 固定5年:基準金利-0.05%
- 固定3年:基準金利-0.03%
基準金利は、変動10年は直近の10年国債の入札(国が国債を発行する際に、金融機関などに買い取り希望の金利を出してもらう手続き)の平均落札利回り、固定5年・固定3年は、それぞれ期間5年・3年の国債の想定利回りです。
つまり、11月募集分・12月募集分の利率は、それぞれの利率を決める時点の国債の金利によって決まります。10月募集分と同じ水準になるとは限らない点は、頭に入れておきましょう。
3. 利率が公表されたら、10万円あたりの手取り利子を計算してみる
利率が公表されたら、自分の財布に置き換えて「いくら受け取れるのか」を計算しておくと、預金などと比べやすくなります。
利子には20.315%の税金がかかるため、財務省は税引前の利率とあわせて「税引後」の利率も公表しています。税引後の利率に購入金額と年数を掛ければ、手取りの利子の目安がわかります。
10月募集分の利率で、10万円を買って満期まで持った場合を計算すると次のとおりです(1円未満切り捨て)。
- 固定5年:税引後利率 年1.9044715% → 5年間で約9522円(税引前は1万1950円)
- 固定3年:税引後利率 年1.6494795% → 3年間で約4948円(税引前は6210円)
- 変動10年:税引後利率 年1.6335425% → 10年間で約1万6335円(税引前は2万500円)
変動10年は半年ごとに利率が見直されるため、上の数字は初回の利率が10年間変わらないと仮定した試算です。実際に受け取る利子は、その後の利率しだいで増えることも減ることもあります(ただし年0.05%を下回ることはありません)。
いずれも10月募集分の利率をもとにした計算例で、11月募集分・12月募集分の利率ではありません。11月6日と12月4日に利率が公表されたら、同じ方法で計算し直してみてください。