8. 【FPの視点】3000万円・35年の返済は年3.81%で年間155万3220円、1年前の金利より37万9068円多い

月々の返済額は、1年分にすると家計の中でどのくらいの重さになるかが見えてきます。LIMO編集部で、借入額3000万円・35年の年間の返済額を計算しました。

8.1 計算式は「月々の返済額×12か月」

  • 年3.81%:12万9435円×12か月=155万3220円
  • 年1.90%:9万7846円×12か月=117万4152円

1年前の金利と比べると、年間で37万9068円の差になります。固定金利は、借りたときの金利が返済が終わるまで続きます。毎月の返済額が決まる分、手取りの収入の中で長く払い続けられるかを、借りる前に確かめておくことが大切です。

また、フラット35の金利は、取扱金融機関によって2ポイント近い幅があります。11月の最低金利の年3.81%で借りられるとは限らない点も、試算のときに意識しておきましょう。

8.2 金利は資金を受け取る月のもので、金融機関ごとに引下げの条件がある

住宅金融支援機構が公表している金利は、「2026年11月資金受取分」の借入金利です。毎月の借入金利は、毎月第1営業日の正午ごろに更新されます。

また、フラット35の借入金利は各金融機関が決めています。住宅金融支援機構は、掲載している借入金利や融資手数料の引下げには、引下げ期間が限られている、期間限定のキャンペーンで引き下げられているなど、掲載情報以外の条件がある場合があるとしています。詳しくは、各金融機関に確かめましょう。

9. まとめにかえて

2026年11月に資金を受け取る分のフラット35の金利は、最も多い金利で年3.81%でした。1年前の1.90%から1.91ポイント上がり、借入額3000万円・35年の試算では、月々の返済額は12万9435円になります。

これから住宅ローンを組む方は、資金を受け取る月の金利と、金融機関ごとの金利や条件、団信の種類による違いを、あわせて確かめておきましょう。

※試算は、記事内に記載した条件をもとにした概算です。実際の返済額は、金融機関、借入期間、融資率、団体信用生命保険の種類などによって異なります。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

参考資料

村岸 理美