5. 日本生命は、保険金据置利率を2026年1月1日から年0.01%から年0.60%に
日本生命も、保険金を預けておく利率を引き上げています。同社が2025年10月14日に発表した資料で確認します。
5.1 給付金据置利率と社員配当金積立利率も年0.60%に
日本生命は、2026年1月1日から保険金据置利率等を改定しました。保険金据置利率、給付金据置利率、社員配当金積立利率は、いずれも年0.01%から年0.60%へ、0.59ポイントの引き上げです。給付金据置利率は、契約日が2012年4月2日以降の契約が対象です。
5.2 前納保険料の積立利率は、前納設定日によって上げ幅が異なる
保険料をまとめて先に払う「前納」の積立利率も、年0.60%にそろいました。前納設定日が2003年4月2日〜2008年4月1日の契約は年0.10%から、2008年4月2日〜2014年4月1日は年0.50%から、2014年4月2日〜2017年4月1日は年0.30%から、2017年4月2日以降は年0.01%からの引き上げです。
6. 主要21社の2025年9月期の保険料等収入は19兆3104億円で、一時払円建て保険の販売増により前年同期から5518億円の増収
金利の上昇は、生命保険会社の業績にも表れています。金融庁が2025年12月15日に公表した、主要生命保険会社21社の2025年9月期決算の概要を確認します。
6.1 保険料等収入は3期続けて増えている
保険料等収入は、2023年9月期が17兆2592億円、2024年9月期が18兆7585億円、2025年9月期が19兆3104億円でした。金融庁は、国内金利の上昇などにより一時払円建て保険の販売が増加したことなどから、前年同期に比べ増収になったとしています。
6.2 中間純利益は1兆991億円で、わずかに増益
中間純利益(純剰余)は1兆991億円で、前年同期から44億円増えました。有価証券の売却損の増加などでキャピタル損益は悪化しましたが、利息及び配当金等収入の増加を受けて、基礎利益が2兆1070億円に増えました。
住友生命は一時払終身保険の予定利率を2.25%に上げ、第一生命はすえ置金の利率を年0.85%に、日本生命は保険金据置利率を年0.60%に上げました。主要21社の保険料等収入は、一時払円建て保険の販売増で増えています。保険の加入や見直しを検討している人は、契約時期や商品の利率を比較し、自分に有利な条件になっているか確認してみてはいかがでしょうか。
ここからは、FPの視点で保険金をすえ置いた場合の利息を試算し、利率の引き上げで気をつけたい点を確認します。