親の介護で仕事を休むことになったら、その間の収入はどれくらい減るのか。気になるのは、休業前の月収に応じて受け取れる額がいくら変わるかではないでしょうか。

雇用保険の介護休業給付金は、休業前賃金のおよそ67%です。ここでは、休業前の月収が24万円・30万円・36万円・45万円の場合に、30日分と通算93日分がいくらになるかを試算し、上限が適用される月収の目安までを公的資料にもとづいて整理します。

※給付率や上限額は、厚生労働省「介護休業給付の内容及び支給申請手続について」をもとにしています。上限額は令和9年7月31日までの額です。

1. 月収30万円の介護休業給付金はいくら?30日で約20万円、93日で約62万円

休業前6か月の月収(賞与を除く税引前)が毎月同じ額だったと単純化し、賃金日額を月収の30分の1として試算しました。

  • 【月収24万円】30日分は約16万800円、93日分は約49万8480円
  • 【月収30万円】30日分は約20万1000円、93日分は約62万3100円
  • 【月収36万円】30日分は約24万1200円、93日分は約74万7720円
  • 【月収45万円】30日分は約30万1500円、93日分は約93万4650円
  • 【月収54万6600円以上】30日分は上限の36万6222円、93日分は約113万5000円

※試算の前提:賃金日額×支給日数×67%で計算し、端数処理や残業代・手当の扱いは単純化しています。実際の支給額とは異なる場合があります。

月収30万円なら30日で約20万円 休業前の月収別・介護休業給付金の支給額(30日分・通算93日分)1/1

休業前の月収別の介護休業給付金の支給額。月収30万円なら30日分は約20万1000円、通算93日分は約62万3100円。月収が約54万6600円以上だと30日あたり36万6222円で頭打ちになる。

出所:厚生労働省「介護休業給付の内容及び支給申請手続について」をもとにLIMO編集部作成

月収30万円の場合、30日分の約20万1000円は月収の67%にあたり、額面で比べると30日あたり約9万9000円少なくなる計算です。93日は30日の3.1回分なので、約62万3100円はその3.1倍にあたります。

賃金月額(賃金日額の30日分)には上限54万6600円と下限9万6090円があり、上限を超える場合は54万6600円として計算します。このため、休業前の月収が約54万6600円以上の人は、30日あたり36万6222円で頭打ちになります。