2. 孫の大学入学の援助を老後の貯蓄から取り崩す不足でみると何年分?
総務省統計局の家計調査(2025年)によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯では、実収入が月25万4395円で、このうち年金などの社会保障給付が月22万8614円です。
これに対し、消費支出は月26万3979円、税金や社会保険料などの非消費支出は月3万2850円で、毎月4万2434円が足りていません。年にすると約50.9万円です。この不足は老後の貯蓄から取り崩すことになるため、援助の額を「不足の何年分か」に置き換えました。
- 【私立大学の入学料(平均約24.0万円)】不足の約0.5年分(約5.7か月分)
- 【国立大学の入学料と授業料1年分(標準額約81.8万円)】不足の約1.6年分(約19.3か月分)
- 【私立大学の初年度納付金(平均約138.1万円)】不足の約2.7年分(約32.5か月分)
※試算の前提:65歳以上の夫婦のみの無職世帯の月の不足4万2434円(家計調査2025年)を12倍した年約50.9万円で、援助額を割っています。援助額は、私立大学は文部科学省の令和7年度の初年度納付金の平均、国立大学は省令の標準額です。
孫の大学入学の援助と、老後の貯蓄が持つ年齢(試算)1/1
出所:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」、同「家計調査報告(貯蓄・負債編)2025年(令和7年)平均結果の概要」、生命保険文化センター「介護にはどれくらいの費用・期間がかかる?」、文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」をもとにLIMO編集部作成