3. 標準報酬月額30万円の試算で、健康保険料の本人負担は佐賀県が月1万5825円、新潟県が月1万3815円
ここからは、協会けんぽの保険料率の差が、毎月の保険料でいくらになるかを計算します。
3.1 前提は標準報酬月額30万円・会社と本人で折半
LIMO編集部の計算例として、標準報酬月額が30万円の会社員を考えます。健康保険料は会社と本人で半分ずつ負担する前提で、子ども・子育て支援金と介護保険料は含みません。
3.2 佐賀県と新潟県で月2010円、年2万4120円の差
- 佐賀県:30万円×10.55%=3万1650円(本人負担は÷2で1万5825円)
- 新潟県:30万円×9.21%=2万7630円(本人負担は÷2で1万3815円)
両県の本人負担の差は月2010円、12か月で2万4120円です。
1人あたり国民医療費が最も高い高知県の10.05%では本人負担が月1万5075円、最も低い埼玉県の9.67%では月1万4505円で、差は月570円です。
実際の保険料は、標準報酬月額や加入している健康保険によって異なります。
標準報酬月額30万円の場合、健康保険料の本人負担は佐賀県で月1万5825円、新潟県で月1万3815円です。3/6
出所:協会けんぽ「令和8年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます」をもとにLIMO編集部作成
4. 医療費が最も多い病気は循環器系の疾患で6兆3357億円、2位はがんなどの新生物で5兆2937億円
続いて、医科診療医療費を病気の種類別に見ていきます。
4.1 上位5つで全体の57.2%
2024年度の医科診療医療費34兆8941億円を主な傷病で分けると、「循環器系の疾患」が6兆3357億円(18.2%)で最も多く、「新生物<腫瘍>」(がんなど)が5兆2937億円(15.2%)で続きます。
3位は「筋骨格系及び結合組織の疾患」の2兆8739億円(8.2%)、4位は「損傷,中毒及びその他の外因の影響」の2兆7973億円(8.0%)、5位は「呼吸器系の疾患」の2兆6424億円(7.6%)でした。
4.2 65歳未満では新生物<腫瘍>が1位
65歳未満では「新生物<腫瘍>」が1兆7576億円(13.7%)で最も多く、「呼吸器系の疾患」が1兆3180億円(10.3%)、「循環器系の疾患」が1兆2951億円(10.1%)でした。65歳以上では「循環器系の疾患」が5兆407億円(22.8%)で最も多くなっています。
65歳以上の2位は「新生物<腫瘍>」の3兆5361億円(16.0%)、3位は「筋骨格系及び結合組織の疾患」の2兆270億円(9.2%)です。65歳未満の4位には「精神及び行動の障害」の1兆301億円(8.0%)が入りました。