4.1 1か月と1年の外食費の増え方

この場合、1か月の外食費は約414円増え、1年間では約4969円増える計算です。たとえば外食に1か月2万円を使っている家庭なら、同じ2.5%の値上がりで1か月500円、1年間で6000円ほど増えることになります。

家計調査の外食は二人以上の世帯の1か月平均で、消費者物価指数の外食は全国の価格の動きです。対象の違う2つの数字を組み合わせた試算なので、あくまでも目安として見ておきたいところです。

4.2 わが家の外食費に当てはめてみる

わが家の外食費に置きかえるときは、1か月の外食費に、外食の価格の上がり方をかけてみると、値上がりの影響のおおよその大きさをつかめます。金額が小さく見えても、ほかの費目の値上がりと重なると、家計全体では負担が大きくなることもあるでしょう。

5. 【わが家の外食費を見直す】年末に向けて外食の予定を書き出す

11月から12月にかけては、忘年会や家族での食事など、外で食事をする予定が増えやすい時期です。

先に予定を書き出し、1回ごとのおおよその金額を見込んでおくと、その月の外食費がふくらみすぎていないかを確かめやすくなります。

家計調査の外食の1か月平均と比べるときは、家族の人数や住んでいる地域によって違いが出るため、ひとつの目安として見ておきたいところです。

レシートやキャッシュレス決済の明細を見返すと、1か月の外食の回数と金額をつかみやすくなります。家族で楽しみにしている外食は残しつつ、なんとなく続けている外食がないかを見直すと、納得のいく使い方につながるでしょう。

外食の予算は、食費全体の中で決めておくと、家での食事とのつり合いもとりやすくなります。予定より外食が多くなった月は、翌月の予定を少し控えめにするなど、2か月ほどの単位で調整する考え方もあります。

5.1 外食の記録は4つの項目で

記録は、日付・お店・人数・支払った金額の4つがあれば十分です。続けやすい形で書いておくと、月末に見返したときに、外食が多かった週やその理由が見えてきます。

家族で外食の回数や予算をあらかじめ話し合っておくと、使いすぎたと感じたときにも、気持ちよく調整しやすくなるでしょう。

6. まとめにかえて

消費者物価指数では、外食の価格は2025年平均で前年比4.0%、2026年9月は前年同月比2.5%上がっていました。家計調査では、二人以上の世帯の外食は2025年に1か月平均1万6563円で、実質でも増えていました。

値上がりが続くなかでも、外食は家族や仲間との時間を楽しむ大切な機会です。わが家の外食費を一度書き出して、無理のない予算を立てていきましょう。数字を知ることは、外食をがまんするためではなく、気持ちよく楽しむための準備と考えたいところです。

消費者物価指数は毎月公表されています。外食の動きをときどき確かめておくと、わが家の家計の見通しを立てる手がかりになります。

参考資料

宮野 茉莉子