外で食事をしたとき、会計が前より高くなったと感じる場面が増えていませんか。
身近なところでは、サイゼリヤが2026年10月29日に価格を改定しています。全国の動きを見ても、2026年10月23日に総務省統計局が公表した2026年9月分の消費者物価指数では、外食の価格が前年同月より2.5%上がっていました。2025年平均でも、外食は前年比4.0%の上昇です。
本記事では、まずサイゼリヤが公表している価格や月次の数字を見たうえで、消費者物価指数と家計調査から、外食の値上がりと家計の外食費の動きを確かめます。
記事の後半では、食事の予定が増えやすい年末に向けて、わが家の外食費を見直す手順も紹介します。
1. 【身近な外食の価格】サイゼリヤは2026年10月29日に価格を改定、ミラノ風ドリアは税込320円に
まずは身近な外食の例として、サイゼリヤが公表している価格と数字を見てみます。ここでは、会社が公表している資料に書かれている事実だけを取り上げます。
1.1 ミラノ風ドリアの価格
サイゼリヤのウェブサイトでは、ミラノ風ドリアが税込320円〜(本体価格291円〜)と表示されていました。店舗によって価格が異なる場合があることも、あわせて書かれています。
サイゼリヤは2026年10月29日に価格を改定し、10月14日のお知らせによると、メニュー全般で平均6%、ミラノ風ドリアは税込300円から320円になりました。
よく行くお店の値上げは、お知らせで前もって確かめられることがあります。値上げの前と後で、いつも頼むものの金額を比べてみると、わが家の外食費への影響をつかみやすくなるでしょう。
よく行くお店のメニューの価格は、お店のウェブサイトやメニュー表で確かめられます。いつも頼むものの価格を知っておくと、外食の予算を立てるときの手がかりになるでしょう。
1.2 既存店の客数と客単価
サイゼリヤが2026年10月2日に公表した月次報告では、2026年9月の既存店の客数は前年同月比108.6%、客単価は前年同月比101.8%でした。
月次報告の注によると、既存店は、オープンした月を除いて13か月以上続けて営業している店舗です。
この数字は既存店全体の動きを表したもので、メニューの価格の変化だけを表したものではありません。このあと見る外食の物価の数字と、同じ物差しで比べられるわけではない点には注意が必要です。
外食費を家計簿につけるときは、メニューに書かれた金額ではなく、実際に支払った税込の金額で記録しておくと、あとで見返したときに比べやすくなります。
2. 【外食の値上がり】消費者物価指数で全国の動きを見る
では、全国の外食の価格はどのくらい上がっているのでしょうか。総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)9月分」によると、総合指数は2025年を100として102.2で、前年同月比は2.1%の上昇でした。
2.1 2026年9月の外食は前年同月比2.5%上昇
総合指数の上昇に寄与した主な内訳を見ると、外食は前年同月比2.5%の上昇でした。品目では、すし(外食)が15.5%上がっています。