2.2 2025年平均でも外食は上がっていた

1年を通した動きは、総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)平均」で確かめられます。2025年平均の総合指数は2020年を100として111.9で、前年比は3.2%の上昇でした。

この年平均の内訳では、外食は前年比4.0%の上昇で、すし(外食)は6.4%上がっていました。

  • 2025年平均(前年比):総合3.2%、外食4.0%、すし(外食)6.4%
  • 2026年9月(前年同月比):総合2.1%、外食2.5%、すし(外食)15.5%

2025年平均は2020年を基準とした指数、2026年9月分は2025年を基準とした指数で、比べている期間も前年比と前年同月比で異なる点には注意が必要です。

並べてみると、2025年平均でも2026年9月でも、外食は総合よりも上がり方が大きくなっています。外での食事の機会が多い家庭ほど、値上がりを身近に感じやすいでしょう。

ただし、物価の数字は全国の価格の動きを表したものなので、わが家の実感とは違うこともある点に注意が必要です。

3. 【家計の外食費】二人以上の世帯の支出の動きを見る

価格だけでなく、家計が実際に外食にいくら使っているのかも確かめておきましょう。

3.1 外食費の1か月平均と増え方

総務省統計局の家計調査(家計収支編)で2025年平均の結果を見ると、二人以上の世帯の外食は1か月平均1万6563円でした。前年と比べると、名目で5.9%、実質で1.8%の増加です。

食料全体は9万4895円でした。前年より名目で5.5%増え、実質では1.2%減っています。食料の中で、外食は実質で増えた費目に挙げられています。

3.2 消費支出と食料の中の外食

消費支出は1か月31万4001円でした。消費支出に占める食料費(ほかの世帯への贈答品などを除いた金額)の割合であるエンゲル係数は28.6%で、前年から0.3ポイント上がっています。エンゲル係数が上がったということは、消費支出の中で食料にかけるお金の割合が大きくなったということです。

  • 消費支出:31万4001円(名目4.6%増、実質0.9%増)
  • 食料:9万4895円(名目5.5%増、実質1.2%減)
  • 外食:1万6563円(名目5.9%増、実質1.8%増)

二人以上の世帯の1か月平均の支出(2025年)2/2

二人以上の世帯の1か月平均の支出(2025年)

出所:総務省統計局「家計調査結果」をもとにLIMO編集部作成

食料全体は実質で減っている一方で、外食に使う金額は、物価の上がり分を除いても増えていました。名目と実質の両方を見ておくと、値上がりの影響と、使い方そのものの変化を分けて考えやすくなります。

わが家の家計簿でも、食料を「家で食べるもの」と「外で食べるもの」に分けてみると、どちらが増えているのかが見えやすくなります。

4. 【値上がりの影響を試算】わが家の外食費に置きかえる

例として、外食に1か月1万6563円を使っている家庭が、同じ回数・同じ内容の外食を続けたまま、外食の価格が2.5%上がった場合を考えてみます。