3. 厚生年金の平均月額は15万289円
厚生労働省年金局が令和7年12月にまとめた事業の概況(令和6年度)で、民間の会社などで働いていた人が受け取る厚生年金保険(第1号)の平均月額を確かめます。この月額には、国民年金の月額部分も含まれています。
- 〈全体〉平均年金月額:15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
厚生年金の金額は、現役時代の働き方や加入していた年数によって人それぞれだと考えられます。平均の15万289円は、全体の目安として見ておくとよいでしょう。
3.1 厚生年金の月額には幅がある
同じ厚生年金でも、月10万円前後から月20万円を超える人まで幅があります。夫婦それぞれが会社員として働いた年数を思い出しておくと、平均と比べやすくなるでしょう。夫婦の年金を合わせて見るときも、それぞれの金額がどのあたりにあるのかを確かめておきたいところです。
4. 【国民年金はいくら?】平均月額と、受け取る金額の個人差
国民年金(老齢基礎年金)の月額も、同じ厚生労働省の資料で見ていきます。
4.1 国民年金の平均月額は5万9310円
- 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万7582円
出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
国民年金の月額は、保険料を納めた期間などによって人それぞれと考えられます。夫婦で受け取る年金の合計を出すときは、国民年金の分も忘れずに足しておきましょう。
4.2 国民年金の月額ごとの受給権者の数
国民年金でいちばん人数が多いのは月6万円以上7万円未満で、1715万5059人です。多くの人がこの金額の幅に集まっているといえるでしょう。
夫が厚生年金の男性の平均月額、妻が国民年金の女性の平均月額を受け取る夫婦なら、2人分を合わせた年金は月22万7549円です。これは平均を組み合わせた例なので、実際の金額は夫婦の働き方で大きく変わると考えられます。
5. 【65歳以上の夫婦のみの無職世帯】老後の生活費と毎月の不足
年金を中心に暮らす世帯の毎月の家計を、LIMOの記事から引用して確かめておきましょう。
5.1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯の収入と支出
収入の内訳を見ると、合計25万4395円のうち、公的年金などの社会保障給付が22万8614円と約9割を占めています。
一方、支出は消費支出と非消費支出を合わせて29万6829円です。
出所:【最新データ】老後の「ふつう」が分かる!65歳以上の平均貯蓄額と年金月額は?老後夫婦のリアルな生活費と家計収支を解説
総務省統計局「家計調査結果」の2025年平均では、この世帯の世帯主の平均年齢は77.6歳です。年齢が上がるにつれて、医療や介護にかかるお金も気になってくるでしょう。
5.2 老後の生活費の毎月の不足は4万2434円
可処分所得から消費支出を引いた差額は、マイナス4万2434円です。可処分所得に対する消費支出の割合(平均消費性向)は119.2%でした。年金だけでは毎月の暮らしをまかないきれず、貯蓄などで補っている世帯が多いと考えられます。
年金は2カ月に1度の振込です。2カ月分を1カ月ずつに分けて使う、不足しそうな分は貯蓄からあらかじめ移しておく、といった工夫をしておくと、次の振込の前に慌てずにすむでしょう。不足が続く月があれば、どの支出が増えているのかを書き出してみると、見直す手がかりが見つかりやすいでしょう。