2. 少額訴訟の手数料は?60万円を請求しても書面で8500円

貸したお金を裁判所で請求するときの手数料(2026年5月21日以後の申立て)2/4

少額訴訟と支払督促の手数料を書面とオンライン別に並べた表。10万円は少額訴訟が書面3500円・オンライン2400円、支払督促が3200円・3000円。30万円は5500円・4400円、4200円・4000円。50万円は7500円・6400円、5200円・5000円。60万円は8500円・7400円、5700円・5500円。郵便費用に相当する額を含む

出所:裁判所「手数料額早見表」をもとにLIMO編集部作成

2026年5月21日以後の少額訴訟の手数料は、請求額に応じた額に、郵便費用に相当する定額を足した金額です。書面よりオンラインで申し立てるほうが低くなります。

  • 【請求額10万円】書面3500円・オンライン2400円
  • 【請求額30万円】書面5500円・オンライン4400円
  • 【請求額50万円】書面7500円・オンライン6400円
  • 【請求額60万円】書面8500円・オンライン7400円

※相手(被告)が1人の場合の金額です。相手が2人以上なら、1人増えるごとに2000円が加わります。

請求額に対する手数料の割合は、10万円で3.5%、60万円では約1.4%です。請求額が大きいほど、割合は小さくなります。

3. 少額訴訟と支払督促の違いは?手数料は支払督促が安いが、異議が出れば訴訟へ

裁判所に申し立てる方法には、少額訴訟のほかに支払督促もあります。支払督促は、書類の審査だけで裁判所書記官が相手に支払いを命じる手続で、審理の日に裁判所へ行く必要がありません。

  • 【60万円の支払督促】書面5700円・オンライン5500円
  • 【60万円の少額訴訟】書面8500円・オンライン7400円
  • 【相手が異議を申し立てた場合】支払督促は通常の訴訟に移る

※支払督促の手数料は、裁判所「手数料額早見表」の金額(郵便費用に相当する額を含む)です。

手数料だけを比べると、書面では支払督促が約2800円、オンラインでは約1900円安くなります。ただし、相手が「借りていない」「もう返した」と争いそうなときは、異議によって通常の訴訟に移り、かえって時間がかかることがあります。