4. 出国税は家族3人でいくら?夫婦と子ども1人(2歳以上)なら1回の出国で9000円、引き上げ前より6000円増
出国税は1人1回あたりの定額なので、家族で海外旅行に出る場合は「出国する人数×出国の回数」で決まります。夫婦と子ども1人の3人で、1回出国した場合を試算しました。
- 【夫婦と子ども1人(2歳以上)の3人】9000円(引き上げ前は3000円、差は6000円)
- 【夫婦と子ども1人(2歳未満)の3人】6000円(子どもは非課税のため2人分。引き上げ前は2000円、差は4000円)
- 【夫婦と子ども1人(2歳以上)の3人が年2回出国】1万8000円(引き上げ前は6000円、差は1万2000円)
※試算の前提:3000円は2026年7月1日以後の出国(引き上げ前の1000円が適用される運送契約を除く)、引き上げ前は1000円。出国1回は、日本から出国する1回(往復の旅行なら日本を出るときの1回)として計算。乗継旅客などの非課税には当たらないものとしています。
5. 出国税の税収は何に使われる?令和8年度予算は総額1300億円を3つの分野に充当
観光庁「令和8年度 観光庁関係予算決定概要」によると、国際観光旅客税の引き上げを踏まえた令和8年度予算では、総額1300億円の歳入を、次の3つの分野の施策に充てるとしています。かっこ内は、同資料の表で施策を行う官庁です。
- 【ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備】(出入国在留管理庁・財務省・観光庁・外務省)
- 【我が国の多様な魅力に関する情報の入手の容易化】(観光庁)
- 【地域固有の文化、自然等を活用した観光資源の整備等による地域での体験滞在の満足度向上】(文化庁・環境省・観光庁・宮内庁)
観光庁「国際観光旅客税の活用」では、過度の混雑やマナー違反への対策、地方分散の推進に必要な基盤整備など、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策を強化するとしています。同資料では、日本人旅行者の安全安心な海外旅行環境の整備も、充当する施策の1つに挙げられています。