4. 売上25万円で、必要経費が変わると所得はどうなる?必要経費5万円で所得20万円、17万円なら所得8万円

売上を25万円に固定して、必要経費だけを変えて所得を比べると次のとおりです。

  • 【必要経費0円】所得25万円 → 20万円を超えるため、確定申告が必要
  • 【必要経費5万円】所得20万円 → 20万円以下のため、所得税の確定申告は不要
  • 【必要経費10万円】所得15万円 → 所得税の確定申告は不要
  • 【必要経費17万円】所得8万円 → 所得税の確定申告は不要
  • 【必要経費25万円】所得0円 → 所得税の確定申告は不要

国税庁のNo.1900は、所得税の確定申告の取り扱いです。所得税の確定申告が不要な場合も、住民税の申告が必要になることがあります。申告の方法は、お住まいの市区町村で確認できます。

5. 【証券会社出身の視点】検証:「売上」ではなく「所得」で数えると、申告の要否が変わる

売上が同じ25万円でも、必要経費が0円なら所得は25万円で確定申告が必要、必要経費が5万円以上なら所得は20万円以下で不要と、結論が分かれました。

お金の判定は、金額の大きさだけでなく、何を基準に数えるかを先に確かめると、迷いにくくなります。フリマアプリの20万円も、売上ではなく所得で数える点が分かれ目です。

使っていた服や家具を売る場合は非課税で、確定申告は不要です。一方、売るために仕入れた物を売る場合は、売上と必要経費を記録しておくと、所得を計算しやすくなるかもしれませんね。

この記事の試算は、給与の支払者が1か所の会社員という前提です。ご自身の状況で判断が分かれるときは、所轄の税務署や税理士に確認してみてください。

6. まとめ

フリマアプリの確定申告は、売上ではなく所得で判断し、給与・退職以外の所得が20万円を超えると必要です。使っていた服や家具の売却は非課税で、1個または1組が30万円を超える貴金属・宝石・書画・骨とうは対象から除かれます。

仕入れて売る場合は、売上25万円なら必要経費が5万円以上で所得は20万円以下です。売上と必要経費を記録して、所得を確かめておくと安心かもしれませんね。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。税の取り扱いは、取引の内容によって変わります。最新の情報は、国税庁や所轄の税務署でご確認ください。

参考資料

安達 さやか