2. 旧紙幣の一万円札を窓口で預け入れると手数料はかかる?大手3行の料金表では、1984年11月以降のお札は対象外、聖徳太子の一万円札は100枚まで770円〜990円

大手3行は、日本銀行の「現在発行されていないが有効な銀行券・貨幣」に当たるお札や硬貨を窓口で扱うときの手数料を、料金表に載せています。名前と金額は次のとおりです。

  • 【三菱UFJ銀行】旧券・旧貨・記念貨取扱手数料:100枚まで770円、101〜200枚1540円、201枚以上2310円(以降100枚ごとに770円を加算)。対象は現金入金・現金振込
  • 【三井住友銀行】現金整理手数料(2025年10月1日から):旧紙幣は100枚まで990円、101枚以上は100枚ごとに990円を加算。旧紙幣の両替や振込は取り扱っていない
  • 【みずほ銀行】旧券・旧貨・記念貨取扱手数料(2025年7月1日から):100枚まで990円、101枚からは100枚ごとに990円を加算。対象は入金・両替・振込

ただし、3行とも「取扱手数料の対象外」の一覧を出していて、紙幣では次のお札が手数料の対象外です。

  • 【一万円券】1984年11月以降の福沢諭吉
  • 【五千円券】1984年11月以降の樋口一葉・新渡戸稲造
  • 【二千円券】2000年7月以降の守礼門
  • 【千円券】1984年11月以降の野口英世・夏目漱石

一万円札で手数料の対象になるのは、旧紙幣のうち聖徳太子の一万円札です。福沢諭吉の一万円札は、1984年発行開始のものも2004年発行開始のものも対象外の一覧に入っています。

3. 旧紙幣の一万円札を預ける・両替する・日本銀行で引き換えるとどう違う?10枚で比べた手数料と手間

旧紙幣の一万円札10枚(10万円分)を持っている場合で、3つの方法を比べます。大手3行の料金表と日本銀行の案内にもとづく比較です。

  • 【銀行の窓口で預け入れ・聖徳太子の一万円札10枚】三菱UFJ銀行770円、三井住友銀行990円、みずほ銀行990円
  • 【銀行の窓口で預け入れ・1984年11月以降の一万円札10枚】3行とも旧紙幣の取扱手数料の対象外
  • 【銀行の窓口で両替・聖徳太子の一万円札10枚】みずほ銀行は両替も990円の対象。三井住友銀行は旧紙幣の両替を取り扱っていない。三菱UFJ銀行の料金表は、対象の取引を現金入金・現金振込としている
  • 【銀行の窓口で新紙幣に両替・1984年11月以降の一万円札10枚】その銀行に口座がある場合、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は無料(1日1回)、三井住友銀行は220円
  • 【日本銀行の本支店で引き換え】発行が終わり流通に不便なお札(例として聖徳太子の一万円券)は、現在発行されているお札と引き換えられる。事前の予約を求められ、受付は営業日の午前9時から午後3時まで

※試算の前提:枚数の10枚は、大手3行の窓口の両替手数料が「1〜10枚」と「11枚以上」で分かれているため、その境目に合わせて置いたものです。手数料は消費税込みです。11枚以上の新紙幣への両替は、口座があっても三菱UFJ銀行・三井住友銀行が770円、みずほ銀行が990円(500枚まで)です。

旧紙幣の一万円札10枚を窓口で扱うときの手数料(大手3行の料金表・2026年10月時点)1/1

旧紙幣の一万円札10枚を窓口で預け入れるときの手数料は、聖徳太子の一万円札なら三菱UFJ銀行770円、三井住友銀行990円、みずほ銀行990円で、1984年11月以降の一万円札は3行とも旧紙幣の取扱手数料の対象外。1984年11月以降の一万円札10枚を新紙幣に両替するときは、その銀行に口座があれば三菱UFJ銀行とみずほ銀行は無料(1日1回)、三井住友銀行は220円

出所:三菱UFJ銀行「その他手数料」、三井住友銀行「現金整理手数料について」、みずほ銀行「その他手数料一覧」をもとにLIMO編集部作成

日本銀行は、両替や、新紙幣への単純な交換は行わないとしています。日本銀行法第48条と日本銀行の案内で「手数料を徴収することなく」引き換えるとされているのは、汚れや破れなどで使いにくくなったお札(損傷現金)です。発行が終わったお札の引き換えについては、案内に手数料の記載がないため、予約のときに確かめておくと安心です。