2. 高速代はいくら?車を出して練馬ICから碓氷軽井沢ICまでなら、普通車・ETCで往復7400円とガソリン代より多い
高速代は、NEXCO東日本の高速料金・ルート検索「ドラぷら」で、練馬ICからの最短ルートを車種区分別に調べました。平日は2026年11月4日(水)、休日は11月8日(日)の午前10時に出発する条件で、ETCを使った往復の料金です。
- 【練馬IC〜花園IC】普通車:平日3800円・休日3420円/軽自動車等:平日3100円・休日2780円
- 【練馬IC〜碓氷軽井沢IC】普通車:平日7400円・休日5900円/軽自動車等:平日6000円・休日4780円
- 【練馬IC〜上田菅平IC】普通車:平日9180円・休日7120円/軽自動車等:平日7420円・休日5740円
休日の料金が安いのは、ETCの休日割引が適用されるためです。休日割引は、土日祝日に地方部の高速道路をETCで走る軽自動車等と普通車が対象で、東京・大阪の大都市近郊区間は対象外です。そのため、練馬IC〜花園ICのような短い区間では割り引かれる額が小さくなります。3連休やお盆などは適用されない日もあります。
練馬IC〜碓氷軽井沢ICを普通車で平日に往復すると、高速代は7400円で、ガソリン代約4600円の約1.6倍です。車を出したときの実費は、ガソリン代よりも高速代のほうが大きな割合を占めます。
3. ガソリン代と高速代を3人で割ると?車を出す人を含めて軽井沢往復なら、普通車で1人約4000円、軽自動車で約3000円
ガソリン代と高速代を合わせた往復の実費を、車を出す人を含めた3人で均等に割った場合を試算します(高速代は平日のETC料金)。
- 【練馬IC〜花園IC】普通車:合計約5800円・1人約1900円/軽自動車:合計約4400円・1人約1500円
- 【練馬IC〜碓氷軽井沢IC】普通車:合計約1万2000円・1人約4000円/軽自動車:合計約8900円・1人約3000円
- 【練馬IC〜上田菅平IC】普通車:合計約1万5400円・1人約5100円/軽自動車:合計約1万1400円・1人約3800円
※試算の前提:ガソリン代は1つ目の章の試算、高速代は2つ目の章のETC料金(平日)。車を出す人を含めた乗車人数で均等に割り、駐車場代は含まない。
例)練馬IC〜碓氷軽井沢IC(往復約262km)を3人で乗る場合 車を出したときのガソリン代と高速代1/1
出所:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」、国土交通省「自動車燃料消費量調査」、NEXCO東日本「ドラぷら」高速料金・ルート検索をもとにLIMO編集部作成
休日割引が適用される日なら、練馬IC〜碓氷軽井沢ICの1人分は普通車で約3500円、軽自動車で約2600円に下がります。乗る人数が増えれば1人分はさらに小さくなり、普通車に5人なら約2400円、軽自動車に4人なら約2200円(いずれも平日)です。
4. ガソリン代と高速代を分け合うのは白タク?車を出す人が実費だけを受け取るなら、許可のいる「有償の運送」にはあたらないとされる
道路運送法78条は、自家用自動車を「有償で運送の用に供してはならない」と定めています。災害で緊急を要するときなどの例外を除き、お金を受け取って人を運ぶには、国土交通大臣の許可や登録が必要です。許可なく行うのが、いわゆる白タク行為です。
一方、国土交通省の通達「道路運送法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン」(2024年3月1日、2026年6月5日一部改正)では、「有償」を、運送サービスの提供に対する反対給付として財物を受け取ることとしています。そのうえで、ガソリン代などの「実費」を受け取ることは許され、許可や登録は要らないとしています。
- 【実費に入るもの】運送(前後の回送を含む)に必要なガソリンなどの燃料代、道路通行料、駐車場料金、一時的な保険の保険料、運送のために借りたレンタカー代
- 【謝礼】社会通念上常識的な範囲で、運送する側が金銭を求めずに受け取るお礼は、運送の対価にあたらない
- 【謝礼と認められない例】運賃表を決めてそのとおりに払ってもらう場合や、謝礼の名目で実質的に運賃を求める場合
このガイドラインは、主に地域の互助やボランティアによる運送を念頭に置いたものです。個々の運送が許可の要るものにあたるかは、最終的には事案ごとに総合的に判断されるとされていますが、実費を分け合うこと自体は「有償」とは別に扱われるという考え方が示されています。