私が小売業で働いていた頃、社員の間で悪い評判を持つブラックな上司が在籍していました。その上司は当時店長で、店長の下で働いた部下が何人もの退職する状況でした。
しかし数年後、従業員からの評判が良い上司になっていたのです。そこで今回は、ブラックな上司が部下から慕われるようになった理由を紹介します。
私がブラックな上司と出会ったのは10年以上前のこと
他の従業員からも「残念だったね」と言われる、ブラックな上司に出会ったのは今から10年以上前のこと。その上司は当時30代でした。
私は当初、その上司の下で働く予定ではなかったものの、異動予定だった社員が突然退職してしまい、私が穴埋めする形でやってくることに…。入社から1カ月しか経っていなかった私は、ブラックな上司の下で働き「社会人ってこんなに大変なのか…!」と、苦い汁を吸いながら働きました。
ブラックな上司が行っていた内容
上司は当時、このようなことを行っていました。
サービス残業
平均すると3時間前後のサービス残業は発生していたと思います。ただ、その上司は決してサービス残業をしてよと言うことはありません。
私が退勤する直前に、新たな業務をいくつも振ってきて「これ明日締め切りだから」という形で、サービス残業に追い込む手法でした。
上司に「残業代は付かないのですか?」と何度か聞きましたが、「みんなやっていることだから」の一点張りです。しまいには「残業代を付けると店長の評価が下がる」と言われ、一向に改善されませんでした。
休日出勤の強要
休日出勤を強要されることも、普通にありました。休日だから職場へ行けないと答えると「明日どうなっても知らないよ」と脅してくる店長だったため、その時は素直に従うことに…。
今考えると、ありえないことですが、当時は出世したい気持ちがあって我慢していたのかもしれません。休日出勤でも手当は付きませんでした。そんなことが、日常的に起こっていたのです。
他の従業員がいる中でのセクハラ発言
他の従業員がいる中での、セクハラ発言もありました。「最後にキスをしたのはいつ?」や「彼女と手を歩いてデートしているの?」など、仕事とは関係ない話をしつこく質問してきました。
それが理由で、その上司とプライベートの話をする人従業員が、ほぼいなかったのは、言うまでもありません。