マンションも戸建も受ける影響は同じです。ただ、人口減とともに加速する高齢化のことも考慮すると、駅から離れている住宅は生き残りが難しくなります。利便性の高い都心部の駅周辺となると、戸建は少なく、そもそもマンションが多いので、結論、駅近のマンションは値崩れが起こりにくいと考えられます。

また、マンションの方が賃貸に出した場合、借り手が見つかりやすいのも事実です。そのため、いざとなった時に、収入源になることもあります。

4.東京ならどこでも大丈夫?

マンションそのものの数が多くなってきた昨今では、選択肢が多くなってきています。そのため、「都心などこでも大丈夫」という訳でもありません。「街力」つまり街に魅力がないと資産価値を保つのも難しいです。「住みたいと思える街」=「買い手のつく街」と考えるとわかりやすいかもしれませんね。

「街力」とは、買い物の利便性、飲食店の充実、病院、公共施設、コミュニティなどが充実しているかで測る街の魅力のことです。これに関しては、ネットで情報収集するだけではなく、現地を歩いて確認してみてください。「実際に住んでみたらどうかな」と想像しながら歩いてみると、その街の雰囲気、道幅、緑の多さなど実感できます。あなたが現地を見て「住みたい」と思えるかが非常に大切です。そして「街力」でマンションを選ぶと、その後の生活満足度が変わってきます。

今のご自宅に「永住するのならば、さほど問題ない」と考える方もいると思いますが、周辺環境が激変した後もその考えが揺るがないでしょうか。冷静に判断ができる、今、そして低金利の今のうちに一度、ご自宅を見直されることをおすすめします。

マンションジャーナル