4. 電子申請の時間は平日8時から21時。17時15分以降に送信完了した申請は、翌営業日の受付日になる
電子申請サイトの「サービス提供時間」のページによると、利用できるのは、平日の8時から21時です。この時間外と、土日祝日、年末年始(12月29日から1月3日)は、利用できません。
同じページには、17時15分以降に送信完了した申請は、翌営業日の受付日として扱われる、と書かれています。作業中に21時を迎えると、メンテナンス画面に移ります。入力中の情報は保存されないため、21時前に「入力データを保存する」ボタンを押しておく必要があります。
保存した入力データは、翌営業日以降に、入力を再開するときに使えます。傷病手当金の申請は、事業主記入用や療養担当者記入用の書類を用意する作業もあるため、時間に余裕を持って進める必要があります。
この受付日の扱いが、入金の時期に関わります。協会けんぽは、審査の結果お支払い可能であれば、受付日から10営業日以内に支払う、としています。受付日が1営業日ずれると、入金の期限も1営業日ずれます。次の章で、令和8年11月のカレンダーで確かめます。
5. 受付日から10営業日以内の入金を令和8年11月のカレンダーに当てはめると、17時と17時30分で期限が変わる:編集部試算
協会けんぽの傷病手当金支給申請書のページには、審査の結果お支払い可能であれば、受付日から10営業日以内に支払う、と書かれています。ここでは、受付日の翌営業日を1日目として、10営業日目を、入金の期限の目安として試算します。
令和8年11月は、23日(月)が勤労感謝の日で祝日です。11月10日(火)の17時までに送信が完了した場合は、受付日が11月10日です。翌営業日の11月11日から数えて、10営業日目は11月25日(水)になります。
同じ11月10日(火)でも、17時30分に送信が完了した場合は、翌営業日の11月11日が受付日です。10営業日目は、11月26日(木)です。送信の時間が30分違うだけで、入金の期限の目安が、1営業日ずれます。
金曜日は、差がさらに大きく見えます。11月13日(金)の17時までなら、受付日は11月13日で、10営業日目は11月30日(月)です。17時30分に送信が完了すると、受付日は翌営業日の11月16日(月)で、10営業日目は12月1日(火)です。
この試算は、受付日の翌営業日から10営業日を数える、編集部の数え方です。日数の数え方の細部や、年末年始の扱いは、協会けんぽのページからは確認できませんでした。実際の入金日は、加入している協会けんぽ支部に確認してください。
5.1 【令和8年11月に電子申請すると入金はいつ?送信完了の日時別に、受付日と10営業日目の入金期限の目安を試算(編集部試算)】
- 11月10日(火)17時00分:受付日は11月10日(火)で、10営業日目は11月25日(水)です。
- 11月10日(火)17時30分:受付日は11月11日(水)で、10営業日目は11月26日(木)です。
- 11月13日(金)17時00分:受付日は11月13日(金)で、10営業日目は11月30日(月)です。
- 11月13日(金)17時30分:受付日は11月16日(月)で、10営業日目は12月1日(火)です。
6. 【編集者の視点】
電子申請が始まって、郵送の手間は減りました。ただ、傷病手当金は、本人だけで完結しない申請です。事業主と療養担当者の記入が揃うまで、申請書は完成しません。電子申請になっても、この点は変わらないと、編集部は読みました。
協会けんぽのページを読むと、電子申請の便利さは、主に、本人が行う部分に表れています。入力のミスの防止や、審査状況の確認です。一方で、事業主記入用や療養担当者記入用の準備は、これまでと同じように、周りの人の協力が要ります。
だからこそ、休職が決まった時点で、勤務先の担当者と、申請書の準備の段取りを話しておくことが、いちばん大切だと思います。病院での記入を、どのタイミングで頼むかも、先に決めておくと、迷いにくくなります。
病気やケガで体調がすぐれないときに、事業主や医師に書類をお願いして回るのは、負担に感じる方が多いと思います。まずは、勤務先の担当者に、申請書の準備を早めに相談しておいてください。ご家族に手伝ってもらえる部分は、頼ってみるのも一つの方法です。
療養中は、生活費の見通しが立たないことが、いちばん不安だと思います。入金の時期は、申請書が整った日で、少しずつ変わります。書類を出す日に、時間を気にしすぎる必要はありませんが、17時すぎの送信が1営業日の差になることは、頭の片隅に置いておいてください。
申請してから入金されるまでの間は、お金の見通しが立たず、落ち着かない時期だと思います。受付番号を控えておくと、問い合わせるときにも役に立ちます。不安なときは、遠慮せずに、加入している協会けんぽ支部に、聞いてみてください。