筆者が常々不思議に思っていたことがあります。それは、会社を経営していたり、自営業だったり、上場企業の役員を勤めるお金持ちの人は多忙でプライベートの時間がなかなか取れないはずなのに、家族思いで共に過ごす時間が長いということです。
ある方に「忙しいのに家族サービスなんて大変ですね」と何気なく言ったとき、彼は筆者に向かって「私が何のために働いていると思っているんだ」と答えたのです。ほかにも、デスクに家族写真を置いていたり、スマートフォンの待ち受けを家族と撮った写真にする人も少なからずいます。
忙しさに追われると自分を見失いそうになりがちだからこそ、”家族のために”が最大のモチベーションになるのかもしれません。
毎日の習慣を大事にする
お金持ちには、ルーティンを持つ人も多いもの。それも歯磨きやお風呂のように、自然に習慣化されているのです。ある自営業の方は「自分が正しい方向を向いて進んでいればいつかゴールにぶち当たる」と言っていました。正しい方向を向いてやれることを自分の中のルーティンとして繰り返し、ゴールに少しずつ近づいていくというわけです。
毎日の習慣は、意識してやらないとただの作業になってしまいます。それではそれをルーティン化した意味がありませんよね。その方は「正しい方法で正しく積み上げていき、いつの間にかゴールに至っていたというのが正しい努力のやり方だ」と筆者に教えてくれました。
まとめ
お金持ちの人たちは意外と素朴なものを大事にしていました。彼らの言葉には説得力があり、どれも「なるほど」と感じることばかり。彼らは自分自身をいい方向にコントロールすることが上手なんですね。ぜひ参考にしてみてください。
大塚 ちえ