「自分を殺す転職」というリスク。エージェントに急かされて失敗しないために

新卒で出会う会社が自分に合う職場かは入社してみなければわかりません。もし自分にもっと向いている仕事をしたい、キャリアアップを目指したいと感じるのであれば、転職を考えるのも良いでしょう。しかし、他人のアドバイスを鵜呑みにして、人に流されるような転職をすれば、失敗してしまう可能性も。どうすれば自分が納得できる会社に出会うことができるのでしょうか。

転職して上手くいくのはどんな人?

自分のことがよく分かっている

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「仕事が合わない」という理由で転職を考える場合、自分に向いている仕事に就かなければ、また失敗してしまう可能性もあります。もちろん、仕事内容より条件重視で決めるのも悪くありませんが、自分の長所を生かせる仕事の方が生き生きと働くことができるのではないでしょうか。

また、自分が得意だと思っていることと、他人が思う適性は異なる場合があります。客観的な意見が正しいこともあるので、自分のことをより良く知るためにも、気のおけない友人に他己分析してもらうのも一つの手です。

すると、自分が得意だと思っていたことが、実は他人から見たらそこまでのスキルがあるとは思えないというような耳の痛い話も出てくるかもしれませんが、きちんと受け止めることで、ミスマッチの少ない転職活動につながるでしょう。

初対面でも信頼してもらえるような態度

転職後に一緒に働くことになる同僚たちは、どんな人が来るのか期待と不安が半々という感情で転職者を待っています。初対面の印象が悪く、たいしたことないなと思われてしまえば、なかなか仕事を任せてもらえなかったり、人間関係に苦労することになったりするでしょう。

そのため、初対面でも「この人は頼りになりそうだな」と思ってもらえるような態度でいることが大切です。たとえば、ハキハキと挨拶したり、笑顔でいたり、わからないことはすぐに質問したりと、ネガティブな空気を出さないようにしましょう。

また、同僚とは仕事以外のコミュニケーションも取り、いつでも話がしやすい関係を作ることも大切です。転職したばかりの時期はわからないことだらけだと思いますが、新卒のように手取り足取り教えてもらえるわけではありません。仲間と良い関係をいち早く築くことで、業務でもスムーズにやりとりできるようになるでしょう。

「流されない人」になるキャリアプランの作り方

転職するときに大切にしたいのは、「自分の人生をどう生きたいか」というビジョンに合っているかということです。そのためには、自分が何歳の時にどうありたいかというキャリアプランを作り、この転職が自分の将来にとってプラスになるかをよく考えることが役立ちます。

キャリアプランを作るときは、まず自分の人生の目標を定めましょう。たとえば50代でIoTの第一人者になることが目標ならば、30代で海外の研究室で研究し、40代で特許を取得するなど目標を達成するまでの道筋を組み立てます。

次に、目標を達成するためにはどんな資格を取れば良いのか、足りない知識はどのように身につければ良いのか、キャリアアップするために転職すべきかなどを細かく掘り下げていきます。

自分の将来のゴールに向けて、今のキャリア・スキル・知識が不十分だと思うなら転職でそこを伸ばせる会社を目指すことが必要ですが、現職が辛いからというような逃げの転職をするとキャリアプランから外れてしまうことも。一時的な感情に流されず、目標に向かって進む強い意志を持って、軌道修正しながらキャリアを積み上げていくことが大切です。

「自分を殺す転職」をしないためには

転職が頭をよぎると、すぐに転職エージェントや転職サイトに登録する人も多いでしょう。これらは便利な反面、転職希望者が採用されることで報酬を得られるビジネスモデルのため、転職者のことよりも企業としての報酬を優先させる場合もあります。

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。