4. 80歳代・90歳以上の国民年金の平均月額は5万円台

厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータから、80歳代と90歳以上の平均年金月額を、LIMOの記事「【2026年最新版】老齢年金一覧表「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均年金月額はいくら?手取りのリアルと5つの公的給付金」から引用して確認します。この一覧は2024年度末時点の受給権者の数字で、2026年5月末の事業月報とは集計の時点と対象が異なります。

4.1 国民年金:80歳代の平均年金月額

80歳代の国民年金の平均月額2/5

80歳代の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 80歳:5万8623円
  • 81歳:5万8269円
  • 82歳:5万8003円
  • 83歳:5万7857円
  • 84歳:5万9675円
  • 85歳:5万9425円
  • 86歳:5万9228円
  • 87歳:5万9204円
  • 88歳:5万8756円
  • 89歳:5万8572円

出所:【2026年最新版】老齢年金一覧表「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均年金月額はいくら?手取りのリアルと5つの公的給付金

4.2 国民年金:90歳以上の平均年金月額

90歳以上の国民年金の平均月額3/5

90歳以上の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 90歳以上:5万5633円

80歳代は5万7857円から5万9675円、90歳以上は5万5633円でした。2024年度の満額は月6万8000円だったので、どの年齢でも平均は満額を下回っています。保険料を納めた月数によって、同じ年代でも受け取る額に差が出ます。

5. 80歳代・90歳以上の厚生年金の平均月額は15万円台から16万円台

続いて、厚生年金(国民年金部分を含む)の80歳代と90歳以上の平均年金月額を見ていきます。

5.1 厚生年金:80歳代の平均年金月額

80歳代の厚生年金の平均月額4/5

80歳代の厚生年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 80歳:15万3729円
  • 81歳:15万5460円
  • 82歳:15万7744円
  • 83歳:15万9994円
  • 84歳:16万2555円
  • 85歳:16万3947円
  • 86歳:16万5577円
  • 87歳:16万5557円
  • 88歳:16万6200円
  • 89歳:16万6767円

出所:【2026年最新版】老齢年金一覧表「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均年金月額はいくら?手取りのリアルと5つの公的給付金

5.2 厚生年金:90歳以上の平均年金月額

90歳以上の厚生年金の平均月額5/5

90歳以上の厚生年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 90歳以上:16万4027円

厚生年金は加入期間と現役時代の給与で額が決まるので、同じ年代でも受け取る額には幅があります。年齢ごとの平均は、自分の見込額を考えるときの目安の1つです。

6. まとめ

「平均より少なかったらどうしよう」と、年金の平均額を見て不安になる方もいるかもしれません。

2026年度の改定後、5月末の国民年金の老齢年金の平均は月6万1943円で、満額の月7万608円には届いていません。新しく受け取り始めた人の平均も月6万830円でした。平均と満額の間には、未納や免除の期間、繰上げ受給といった一人ひとりの事情が積み重なっています。

筆者は郵便局のリテール営業で、はたらく世代のお金のご相談に応じてきましたが、平均の数字と自分の見込額を並べて見たことのある方は、それほど多くないという印象があります。

まずは、ねんきん定期便やねんきんネットで、自分の加入期間と見込額を確かめましょう。免除や猶予を受けた期間があれば、追納できる期限が残っていないかも見ておきたいところです。年金は生きている限り一生受け取れるものですので、少しの差が生涯で受け取れる年金の総額に影響します。追納できる期間が残っていれば、家計と相談しながら検討しましょう。

また、繰上げ受給を考えている方についても、繰り上げした分だけ減額された年金額が生涯続くことを確かめてから慎重に繰り上げするか判断しましょう。

年金だけで足りない分をどう準備するかを考えるときは、見込額がわかっていれば、毎月どのくらい積み立てればよいかの目安を立てやすくなります。制度の細かな扱いについては、年金事務所などの窓口で確認すると安心です。

参考資料

鶴田 綾