4. 国民年金の平均月額は5万9310円、6万円台の人が51.3%
いま年金を受け取っている人の平均月額を、LIMOの記事「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」から引用して確認します。
年金の受給額は、これまでの加入状況によって決まるため、人によって大きな差が生じる点には注意が必要です。
(略)
厚生年金の平均額(全年齢)
- 〈全体〉平均年金月額:15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
※国民年金の金額を含みます。
(略)
国民年金の平均額(全年齢)
- 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万7582円
出所:【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説
国民年金の平均5万9310円は、2024年度末時点の受給権者の平均です。同じ2024年度の満額は月6万8000円でした。
4.1 国民年金:月額ごとの受給権者数
- 1万円未満:5万1828人
- 1万円以上~2万円未満:21万3583人
- 2万円以上~3万円未満:68万4559人
- 3万円以上~4万円未満:206万1539人
- 4万円以上~5万円未満:388万83人
- 5万円以上~6万円未満:641万228人
- 6万円以上~7万円未満:1715万5059人
- 7万円以上~:299万7738人
受給権者3345万4617人のうち、6万円台は1715万5059人で51.3%です。一方で、月5万円未満の人も20.6%います。保険料を納めなかった期間や、免除を受けた期間があると、その分だけ年金額が少なくなります。
平均の5万9310円だけを見るのではなく、自分がどの階級に入りそうかを確かめると、受け取る年金の姿がつかみやすくなります。
5. まとめ
年金の平均額は、自分の年金を考えるときの入り口にすぎません。
2026年度の国民年金の満額は月7万608円ですが、受け取っている人の平均は月5万9310円で、月5万円未満の人も20.6%います。同じ国民年金でも、納めた期間によって受け取る額には幅があります。
会社員や公務員が受け取れる厚生年金についても、平均受給額は月15万289円ですが現役時代の収入や厚生年金の加入期間によっては平均額を下回る年金額しか受け取れない場合もあり、国民年金と同じく人によって受給額に差があります。
筆者は郵便局のリテール営業で、はたらく世代のお金のご相談に応じてきましたが、平均の数字だけを見て不安になっている方は少なくないと感じています。
まずは、ねんきん定期便で自分の加入記録と見込額を確かめましょう。二次元コードを読み取れば、公的年金シミュレーターで働き方を変えた場合の見込額も手軽に試せます。
また、ねんきんネットでは自分の加入記録に基づいてより正確な見込額が確認できます。それぞれ、目的に応じて使い分けをすることも大事です。
年金だけで足りない分を補う方法を考えるときも、見込額が分かっていれば、毎月どのくらい準備すればよいかの目安を立てやすくなります。
11月30日の年金の日をきっかけに、家族の分も含めて一度見込額を書き出してみてはいかがでしょうか。
もし、制度の細かな扱いで分からない点がある場合は、年金事務所などの窓口で確認しましょう。
参考資料
- 日本年金機構「令和7年度 ねんきん月間・年金の日」
- 厚生労働省「「公的年金シミュレーター」の機能改修に伴う試験運用を開始します」
- 厚生労働省「公的年金シミュレーター」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
鶴田 綾