2. 金価格、2026年10月14日の店頭買取価格は1グラム2万3113円
金の値段の目安として、田中貴金属工業が毎営業日9時30分に公表している金の店頭価格を使います。同社によると、2026年10月14日の店頭小売価格は1グラムあたり2万3469円、店頭買取価格は2万3113円でした(いずれも税込)。
2.1 記念金貨に含まれる金の量に、店頭買取価格を掛けた計算例
記念金貨に含まれる金の量に2026年10月14日の店頭買取価格を掛けると、次のようになります(LIMO編集部が計算)。
【含まれる金の量×店頭買取価格(10月14日・1グラム2万3113円)】
- 天皇陛下御即位記念10万円金貨(30グラム):69万3390円
- 天皇陛下御在位60年記念10万円金貨(20グラム):46万2260円
- 皇太子殿下御成婚記念5万円金貨(18グラム):41万6034円
- 20グラムの1万円金貨:46万2260円
- 15.6グラムの1万円金貨:36万563円
天皇陛下御即位記念10万円金貨の69万3390円は、額面10万円の約6.9倍にあたります。天皇陛下御在位60年記念10万円金貨は額面の約4.6倍、20グラムの1万円金貨は額面の約46倍です。
2.2 計算した金額は記念金貨の買取価格ではない
ここで使った店頭買取価格は、金地金(インゴット)などの1グラムあたりの価格です。記念金貨をこの価格で買い取るという意味ではなく、計算した金額は、含まれる金の量から見た目安にとどまります。
金の店頭価格は、海外の相場や為替によって毎日変わります。記念金貨を売るかどうかを考えるときは、その日の価格で計算し直したうえで、買取店に買取価格を確かめる必要があります。
3. 記念貨幣は額面どおりのお金として使え、金融機関で通常の貨幣に引き換えられる
記念金貨は、記念品であると同時に、国が発行した貨幣です。財務省と日本銀行は、記念貨幣を額面どおりのお金として扱えると案内しています。
3.1 記念貨幣は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」で定められた貨幣
財務省によると、記念貨幣は昭和39年の東京オリンピック記念千円銀貨幣から発行されており、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」で貨幣と定められているため、通常の貨幣と同じように使えます。日本銀行も次のように説明しています。
記念貨幣も、通常の貨幣と同様に、使用することができます。
出所:日本銀行「記念貨幣は実際に使うことができますか?」
ただし、素材や大きさが通常の貨幣と異なるため、自動販売機などでは使えないことがあります。使う場合は、銀行などの金融機関の窓口で通常の貨幣と引き換えるよう案内されています。
3.2 1種類の貨幣で支払えるのは額面の20倍まで
貨幣(硬貨)は、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第7条により、額面価格の20倍までを限って法貨として通用します。1種類の貨幣で一度に支払えるのは20枚までという意味で、お札(日本銀行券)のように無制限ではありません。
