5. 保育士の年収の目安を年齢階級別に見ると、70歳未満では45〜49歳の475万9500円が最高

賃金構造基本統計調査では、保育士の給与を年齢階級別にも公表しています。きまって支給する現金給与額の12か月分に年間賞与を足すと、年収の目安は次のとおりです。

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保育士の年収の目安(年齢階級別)

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」職種(小分類)、年齢階級別を参考にLIMO編集部作成

  • 20〜24歳:350万4100円
  • 25〜29歳:399万5800円
  • 30〜34歳:422万1900円
  • 35〜39歳:430万8200円
  • 40〜44歳:455万300円
  • 45〜49歳:475万9500円
  • 50〜54歳:464万3400円
  • 55〜59歳:440万7700円
  • 60〜64歳:443万2100円
  • 65〜69歳:398万2500円
  • 70歳以上:537万8500円

5.1 年収の差の52万4600円は年間賞与、20〜24歳から45〜49歳で約2倍に

20〜24歳の年収の目安350万4100円と、45〜49歳の475万9500円の差は125万5400円です。そのうち年間賞与の差が52万4600円で、20〜24歳の51万2500円から45〜49歳の103万7100円に増えています。

5.2 70歳以上は537万8500円だが、保育士は約2200人と少ない

70歳以上の年収の目安は537万8500円で、ほかの年齢階級より高く出ています。ただし70歳以上の保育士は約2200人と少なく、平均の勤続年数も31.3年と長くなっています。

6. 幼稚園教員・保育教諭の年収の目安は442万6200円

賃金構造基本統計調査では、認定こども園などで働く保育教諭を、幼稚園教員と同じ「幼稚園教員,保育教諭」の区分で集計しています。

6.1 幼稚園教員・保育教諭は月収29万1500円、年間賞与92万8200円

幼稚園教員・保育教諭は約18万5000人で、平均年齢は39.1歳でした。きまって支給する現金給与額は29万1500円、年間賞与その他特別給与額は92万8200円です。

年収の目安は442万6200円で、保育士の427万6300円を14万9900円上回っています。内訳は、年間賞与の差が8万300円、月収の差5800円の12か月分が6万9600円です。

7. 男女別の保育士の年収の目安は男性450万4700円、女性426万5500円

保育士を男女別に見ると、人数・平均年齢・年収の目安は次のとおりです。

  • 男性(約1万3000人・平均34.3歳):月収30万300円・年間賞与90万1100円・年収の目安450万4700円
  • 女性(約27万9000人・平均40.6歳):月収28万5000円・年間賞与84万5500円・年収の目安426万5500円

7.1 保育士の9割以上は女性

保育士全体の約29万2000人のうち、女性が約27万9000人で、9割以上を占めています。男性は平均年齢が6.3歳若いものの、年収の目安は女性を23万9200円上回りました。

8. まとめ

自治体の福祉職の年収の目安は590万5389円で、賃金構造基本統計調査の保育士の427万6300円を162万9089円上回りました。差の6割近くは毎月の給与で、福祉職の月収には地域手当などの諸手当が含まれています。

保育士の年収の目安は、20〜24歳の350万4100円から45〜49歳の475万9500円まで上がり、50〜64歳は440万円台から460万円台、65〜69歳は398万2500円でした。認定こども園などの保育教諭を含む区分は442万6200円でした。

勤め先を比べるときは、求人票や給与明細で基本給・手当・賞与を分けて書き出し、年齢が近い区分の数字と並べてみてはいかがでしょうか。

参考資料