Cさんが新卒で入ったネット系企業では、オンライン会議が一般的だったと言います。「そもそもオフィスが狭くて会議室が少ないのなら合理的だとは思うけど、会議室には余裕がある。それにクライアントによって使用するツールも違うし、毎回接続できないとか音が聞こえないとか、逆に誰かがミュートにしていないから雑音がすごい、などのトラブルもある。顔を見て話したほうがいいなと思う時も多い」とのこと。
効率的に仕事を進められる方法があればそれを使うに越したことはないですが、接続ができないとか声が聞こえないというトラブルがあるとちょっと時間の無駄になってしまいますよね。誰もが余計なことでストレスを感じなくていいような会議の進め方をしたいものです。
阿吽の呼吸に付き合わされる苦労…何がしてほしいの?
ある金融機関に勤める20代のDさん。所属部署の部長と、そのすぐ下のポジションの先輩は前職も同じ会社で、合併や倒産などの歴史を経て、10年以上一緒に働き続けているのだと言います。Dさんがそんな部署に配属されて困ったのは、その独特のコミュニケーションでした。
部長は言葉の少ない寡黙な人で、すぐ下の先輩は部長と阿吽の呼吸で仕事をこなしていました。その2人で仕事をする分には問題がないものの、それ以外の部員への細かな指示や具体的な指摘があまり上手ではなかったのだそう。
Dさんが配属されたときはその2人を含めて4人の部署でしたが、他の部員も上2人のコミュニケーションに「圧倒されていた」様子でした。Dさんも積極的にコミュニケーションを取ろうとしたものの、元々言葉少なな部長と先輩なだけあって、2人の努力は見えるもののあまり伝わって来なかったと言います。これでは新しい人が仕事を覚えるのは大変ですよね。
まとめ
社会人になると急にコミュニケーションの取り方も変わって、ビジネスマンとしての振る舞いを求められることになります。最初は慣れないこともたくさんあると思いますが、少しずつ勉強していくしかありません。わからないからといって匙を投げるのではなく、慣れないなりに調べたり人に聞いたり、積極的にかかわりをもったりして解決の糸口を探りたいものです。
大塚 ちえ