海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、動物レスキューの様子を伝えているThe MohoさんのYouTubeアカウント@TheMohoの投稿。

6年間放置されてきた老犬を保護、疾患を乗り越えて新たな幸せをつかむ姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で1800回再生、400件の高評価がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、実際に犬を迎える際の生涯費用はどれくらいかについても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 路上をさまよっていた老犬を保護

路上をさまよう姿と保護後に身体を整えてもらう様子1/5

路上をさまよう姿と保護後に身体を整えてもらう様子

出所:@TheMoho

海外のSNSで、路上をさまよっていた老犬の救出劇が話題を呼んでいます。救出された老犬の名前は「ヒラルド」。

ヒラルドは元飼い犬でしたが外に捨てられ、6年間もの間路上で暮らしていました。

ごみをあさって暮らしていたヒラルドは、保護されたとき歯が一本もありませんでした。極度の飢えで、木片や石をかじっていたせいではないかとみられます。

ヒラルドは泥や排泄物にまみれた身体をシャワーで清潔にし、ダニによる感染症の治療に取り組むことになりました。

2. 治療で健康を取り戻し里親のもとへ

里親のもとで元気に暮らすヒラルド2/5

里親のもとで元気に暮らすヒラルド

出所:@TheMoho

治療を受けて健康を取り戻したヒラルドは、本来持っていた陽気で人間好きな一面を見せるようになりました。

現在では里親のもとで、自由に楽しく暮らしています。

ネット上では、

  • 彼を助けてくれてありがとう
  • 楽しそうに暮らしていて嬉しい!

など、ヒラルドの回復と幸運を祝福するコメントが多数集まっていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

森川 ちづる
飢えのあまり石や木片をかじり、歯をすべて失いながらも6年もの間路上を生き延びていたヒラルドの境遇に心が痛みました。保護の手が届かなければ、どうなってしまったんだろうと思います。

ペットの遺棄は動物愛護管理法に違反する明らかな犯罪行為であり、どのような事情があっても決して許されることではありません。

とはいえ、介護の手間や治療費の負担を理由に年老いたペットを捨てる行為が、あとを絶たないのが現状です。シニア期に入った犬は、残された時間や病気の懸念から新しい里親が見つかりにくく、保護されても安心して暮らせないケースが珍しくありません。

だからこそ、家族として迎え入れる最初の段階で、将来訪れる老いや病気、看取りの責任までしっかり負う覚悟を持つことが大切です。

過酷な年月を耐え抜き、温かな家庭で本来の陽気さを取り戻したヒラルド。これからは飢えや孤独に怯えることなく、優しい愛情に包まれて穏やかに過ごせますように。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【森川 ちづるのおすすめ記事】3選

5.1 ゴミ捨て場の池で発見された犬…重傷を乗り越え幸せをつかむ姿に感動が広がる

            ゴミ捨て場の池で発見された犬…重傷を乗り越え幸せをつかむ姿に感動が広がる    

海外のSNSでは、犬や猫などの動物レスキュー動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@this_is_houstonさんがInstagramに投稿した犬「プレッツェル」の記事です。ゴミ捨て場の池に口元まで浸かった状態で発見されたプレッツェルは、骨が露出するほどの重傷を負っていました。回復までの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では獣医師や動物看護師の平均年収についても解説しています。

5.2 「手術は不可能」道路に倒れていた犬を保護、献身的なサポートで見違えるように回復した姿に感動

            「手術は不可能」道路に倒れていた犬を保護、献身的なサポートで見違えるように回復した姿に感動    

海外のSNSでは、犬や猫の動物レスキュー動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@TheMohoさんが投稿した犬「ヴンダー」の記事です。下半身を引きずってさまよっていたヴンダーは、脊髄に弾丸がめり込んだ状態で保護されました。多くの獣医師が難色を示す中、保護団体の献身的なサポートで回復するまでの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では犬を迎える際の生涯費用についても解説しています。

5.3 鎖につながれていた放置犬を保護。根気強いケアを経て回復していく過程に感動が広がる

            鎖につながれていた放置犬を保護。根気強いケアを経て回復していく過程に感動が広がる    

海外のSNSでは、犬や猫の動物レスキュー動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@TheMohoさんが投稿した犬「フラッフィー」の記事です。私有地内で短い鎖に繋がれたまま長期間放置されていたフラッフィーは、弱り切った状態で保護団体に救助されました。膵臓の問題を乗り越えて回復するまでの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では犬を迎える際の生涯費用についても解説しています。

参考資料

森川 ちづる