3. 退去立ち会いで注意すべき言葉

退去の立ち会いでサインを求められた場合、まず何に対するサインなのかを確認しましょう。原状回復費用や敷金精算への同意を含む書類だと、後から争いにくくなる可能性があります。

特に、次のような言葉が出たり、書類に記載されている場合は要注意です。

  • 「とりあえずここにサインしてください」
  • 「サインしないと退去手続きが終わりません」
  • 「今後、原状回復費用について異議を申し立てません」
  • 「追加請求が発生した場合も支払います」
  • 「室内の傷や汚れはすべて借主責任です」

納得できない項目や金額があるときは、「内容を確認してから回答します」と伝えましょう。

4. 高額請求されたときの対処法

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metamorworks/shutterstock.com

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退去費用が高いと感じた場合、まず請求金額の内訳を確認しましょう。「借主負担とする根拠は何か」「修繕費用が相場より高くないか」を見ることが大切です。

納得できない場合、口頭ではなく書面やメールで交渉しましょう。さまざまなケースで使いやすく効果の高い文面は、次のとおりです。

「国土交通省の原状回復ガイドラインを踏まえ、通常損耗・経年劣化に該当する部分は借主負担の対象外と考えております。請求箇所ごとの根拠、単価、負担割合、経過年数の考慮について、明細の提示をお願いいたします。」

交渉の前に、一度国土交通省の原状回復ガイドラインをチェックしておくとよいでしょう。

交渉を書面で残しておけば、後から消費生活センターや少額訴訟を検討する場合にも、交渉経緯の記録として役立ちます。

5. 本記事のまとめ・「払わなくていい敷金・原状回復の境界線」

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本記事に記載の内容を基にLIMO編集部作成

本記事に記載の内容を基にLIMO編集部作成

退去費用を請求されても、指定された金額をそのまま支払う必要があるとは限りません。退去の立ち会い時には安易にサインせず、請求の根拠と明細を確認しましょう。

参考資料

狩俣 瑞季