それでは、孫たちのイベントにはわざわざ祖父母を招待しない方がよいのでしょうか。娘夫婦が東京に住んでいるというS.Yさんにお話を聞きました。

「年に数回こちらに遊びに来てくれることはあるものの、こちらから娘たちの家に遊びに行くということはほとんどありません。そのため「幼稚園の行事を見に来てほしい」といわれると上京のきっかけになるので、夫婦で楽しみにしています。近かったら普段から手伝ってあげられるのですが、まあ、当日応援といういい距離感がこちらも疲れずちょうどいいかな、とも思います」

確かに、離れて暮らしているとなかなか家に来てもらうということはありません。子供のイベントでもないとなかなか出てくるきっかけがないという人にとっては、声をかけてもらえるのはうれしいようですね。

まとめ

子育てを行うにあたり、身近な人が多いことは親にとっても子にとってもプラスになることばかり。しかし、そのラインがうやむやになりどんどん加速していくことで、頼られる側の負担になっていることも忘れてはいけないポイントです。たまに会い、甘えさせるだけなら祖父母も負担を感じないといいます。それぞれが自分の生活があることを念頭に置き無理のない範囲で関わり合いを持てれば、お互いが心地よく子供の成長を見守っていけるのではないでしょうか。

LIMO編集部