交通安全のキャンペーンで配られていた大根が、Xで話題になっています。

投稿したのは、@noodleudoonさんです。

当ポストは執筆時点で253万7000件を超えて表示されており、「素晴らしい取り組み」「絶対印象に残るしこれはいい」といったコメントが寄せられています。

そこで、LIMO編集部は話題の@noodleudoonさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 警察官が集まる交差点で渡された「大根」が話題

「大根絶作戦」の紙が巻かれた大根1/1

「大根絶作戦」の紙が巻かれた大根

出所:@noodleudoon

『なんか交差点に警察官がたくさんいて、「え、なんか事故でもあった?」と思っていたら前の車に大根渡してて、「は?大根??」と思っていたらコレ』そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

そこに写っていたのは、「大根絶作戦」と書かれた紙に巻かれた、立派な大根でした。

投稿主さんはこの日、友人との旅行で鳴子温泉に宿泊し、翌日、秋田県湯沢市方面へ車で移動していました。

宮城県大崎市の鬼首エリアにある交差点へ差しかかると、周辺には大勢の警察官や交通安全協会のスタッフと思われる人たちが集まっていたそうです。

その光景を見た投稿主さんは、事故が起きたのか、あるいは交通検問が行われているのかと考え、ただならぬ雰囲気を感じたそうです。

ところが赤信号で停車すると、スタッフの1人が運転席へ近づき、にこやかに話しかけながら大根を手渡してきたといいます。

スタッフからは「交通安全のため、事故の大根絶運動をやっています」と説明され、大根を1本受け取りました。

大根に添えられていた紙を読んだことで、「大根」と交通事故の「根絶」を掛けた活動だと理解。投稿主さんは友人と大笑いし、旅先で体験した面白い出来事を共有しようと写真を投稿しました。

そんな交通安全を呼びかけるユニークな「大根絶作戦」は、SNSで大きな反響を呼びました。

2. 「絶対印象に残る」「普通に嬉しい」などの声

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「素晴らしい取り組み」
  • 「絶対印象に残るしこれはいい」
  • 「今大根高いし普通に嬉しい」
  • 「事故ナシで梨くばったりもありましたね」

など、印象に残る交通安全活動を評価する声から、ほかの地域で実施された似た取り組みを紹介する声など、多くのコメントが寄せられました。

投稿主さんは、交通安全を呼びかける活動に、思い切った駄じゃれが使われていたことを面白く感じ、軽い気持ちで写真を公開。

しかし、予想を上回る反響が寄せられたため驚いたといいます。

リプライの中には、「面白い取り組みなら、受け取った人がSNSへ投稿して広めてくれると考えた作戦なのではないか」という指摘も複数ありました。

実際に投稿主さんの写真を通して「大根絶作戦」が多くの人に知られることになったため、「まんまと術中にはまってしまった」と笑ったそうです。

3. ユニークな交通安全の啓発キャンペーン「大根絶作戦」

大根に巻かれた紙には、「大根絶作戦」について、飲酒運転や交通事故が根絶するように大根を配り、交通安全への意識を高めることを目的とした活動だと記されています。

「大根」と「根絶」をつなげ、「大根絶」と表現したユーモアのある作戦名です。紙には、受け取った大根を食べる際にも交通安全への意識を持ち、交通事故などに遭わないよう、お互いに交通ルールを守ってほしいというメッセージも添えられていました。

活動を主催しているのは、玉造地区交通安全協会と同協会の鬼首支部。鳴子警察署や鬼首駐在所、大崎市交通指導隊鳴子分団鬼首班なども協力していることが、配布された紙から確認できます。

交差点に集まった警察官を見れば、事故や検問を想像して身構えてしまう人もいるでしょう。そこで突然大根を渡されれば、その理由を知りたくなり、添えられた文章にも自然と目が向きます。

投稿主さんの体験やSNSでの反響を見ると、一度聞けば忘れにくい名前と意外性のある配布物が、交通安全への関心を集めるうえで大きな役割を果たしたようですね。

4. 著者からの一言コメント

清水 涼
交差点に大勢の警察官がいれば、事故や検問を想像して緊張してしまいそうです。そこで手渡された物が立派な大根だったという展開に目を丸くしました。「大根絶作戦」という名前は思わず笑ってしまいますが、交通安全の呼びかけはしっかりと記憶に残ります。大根を見るたびに当時の体験を思い出せそうな、ユーモアと実用性を兼ねた活動だと感じました。

5. 宮城県の2024年の観光消費額について紹介

ここからは、宮城県の観光消費額についてご紹介します。

観光消費額とは、旅行者が旅行先で使うお金の合計のことです。宿泊費、飲食費、交通費、お土産代、娯楽費などが含まれ、その地域の経済効果を示す重要な指標となります。宮城県の公式サイトに掲載されている「観光統計概要」によると、2024年の宮城県の観光消費額は4527億200万円となり、内訳は目的や国籍によって大きな差が見られました。

内訳を見ると、日本人の観光目的が2699億9000万円と最も多く、全体の6割近くを占めています。次いで日本人のビジネス目的が1277億2100万円、訪日外国人のビジネス目的が408億800万円と続きました。一方、訪日外国人の観光目的は141億8400万円にとどまり、日本人と比べると訪日外国人の消費額はかなり少なく、なかでも観光目的での来訪はさらに限られていることがわかります。

今回はXで話題になっている「交通安全を呼びかける大根絶作戦」をご紹介しました。

参考資料

清水 涼