海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているアカウント@diasozoanimalrescueのInstagramの投稿。

以前、ギリシャ中部の路上で空腹のあまりパンを求めて力なく歩いていた生後4か月の子犬に「ハニー」という名前が贈られ大きな反響を呼びましたが、その後彼女は命に関わる激しい下痢による衰弱で点滴治療を受けるなど、厳しい数日を過ごしていたことが今回の投稿で明らかになりました。

執筆時点で746回再生、125件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬を家族として迎える際に知っておきたい生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【路上でパンを求めていた子犬】命に関わる下痢による衰弱で点滴治療

下痢による衰弱の中、懸命にご飯を食べようとするハニー1/6

下痢による衰弱の中、懸命にご飯を食べようとするハニー

出所:@diasozoanimalrescue

投稿によると、ハニーはギリシャ中部の路上で、空腹のあまり通りかかった人にパンをねだるほど衰弱した状態で目撃された生後4か月の子犬です。以前の投稿でその姿が紹介されると瞬く間に世界中に広まり、数多くのコメントやメッセージ、シェアが寄せられる大きな反響となりました。

投稿主さんは、道端で命をつなぐのがやっとだった1匹の子犬が、わずか数時間で世界中の人々から愛情を注がれる存在になったことを受け止めつつも、「通り過ぎていった人々全員が同じように優しさを見せてくれていたら」と、複雑な思いも綴っています。

そんなハニーには、その後「ハニー」という名前が贈られました。しかし喜びも束の間、彼女は命に関わる激しい下痢に見舞われ、体内の水分と電解質を大量に失うほど衰弱してしまいます。症状を支えるため、点滴による治療が必要になるなど、厳しい数日を過ごしていたことが今回の投稿で明らかになりました。

2. 【下痢の治療を乗り越えた子犬】旺盛な食欲を取り戻したハニーの現在

見守る人に優しく撫でられるハニー2/6

見守る人に優しく撫でられるハニー

出所:@diasozoanimalrescue

投稿主さんによると、ありがたいことにハニーのお腹の調子はその後落ち着きを見せているとのことです。そして何より、彼女の食欲がしっかりと戻ってきたことは、投稿された映像を見れば一目瞭然だといいます。

ステンレスのボウルに顔をうずめ、夢中でご飯を頬張るハニーの姿からは、数日前まで点滴治療が必要なほど衰弱していたとは思えないほどの生命力がうかがえます。

元気に動き回るようになったハニー3/6

元気に動き回るようになったハニー

出所:@diasozoanimalrescue

ただし、ハニーの回復はまだ道半ばです。骨盤の骨折は引き続き治療に時間がかかる見込みで、大きく損傷した前脚については残すことができず、いずれ切断手術が必要になるといいます。

投稿主さんは、その手術についても「今はまだそのときではない」とし、ハニーがまず十分に回復し、体力を取り戻すことを優先する方針を示しています。

現在ハニーは、安全で暖かい環境の中、たっぷりの食事と愛情のこもったケアを受けながら、ラニアさんのクリニックで過ごしているとのことです。わずか数日でここまで変化した彼女の姿に、投稿主さんもその変化に目を見張る様子でした。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ハニーの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、「道端でパンを求めるしかなかった1匹の子犬が、わずか数時間で世界中の人々から愛情を注がれる存在になる」というSNS時代ならではの反響の速さと大きさでした。同時に、投稿主さんが綴っていた「通り過ぎた人々全員が同じ優しさを見せてくれていたら」という言葉には、目の前で困っている命に気づいても素通りしてしまう現実への静かな問いかけを感じました。もし道端で弱っている動物を見かけたら、自己判断で無理に手当てをしようとせず、まずは地域の動物保護団体や動物病院に連絡することが、その命を守る確実な一歩になります。ハニーは今、旺盛な食欲を取り戻しつつも、骨盤の骨折や前脚の治療という大きな課題をこれから乗り越えていく途中にあります。この記事を通じて一番伝えたいのは、回復は一足飛びには訪れず、ボウル一杯のご飯を食べられるようになったという小さな変化の積み重ねこそが、命が前を向いて歩き出した何よりの証だということです。ハニーがこれから先の治療も乗り越え、穏やかに走り回れる日々を迎えられることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「それでも彼女は笑顔を絶やさなかった」お腹が大きく膨れ上がり彷徨っていた犬、安楽死も検討された重体からの回復ぶりに反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@PawsShowさんがYouTubeに投稿した、お腹が大きく膨れ上がった状態で発見された犬ニューイヤーの様子をご紹介します。安楽死も検討されるほどの重体から、懸命に生きようとするその姿には多くの応援コメントが寄せられました。また記事後半では、「命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?」についても解説していきます。

5.2 「こんなことができる人間がいるなんて」鎖と南京錠が首に食い込んでいた犬、5時間の救出劇からの変化に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@PawsShowさんがYouTubeに投稿した、太い鎖と南京錠が首に深く食い込んだ状態でケージの中から発見された犬タイタンの姿をご紹介します。保護までに5時間を要したという壮絶な経緯や、人間を極度に恐れて威嚇していた状態から徐々に心を開いていく劇的な回復ぶりに、多くの視聴者から反響が寄せられました。

5.3 「つらかった瞬間がすべて報われる」車にはねられ顎の骨折と目の重傷を負った猫、2度の手術を経た現在の姿に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、車にはねられて顎の骨折と目の重いけがを負った猫「ビクター」の「始まり」と「今」を見比べる動画をご紹介します。ケージの中で身を縮めていた頃から、2度の難しい手術とつらい治療を乗り越えた猫の穏やかな表情に、世界中から感謝と祝福のコメントが寄せられています。

参考資料