1. 【難読地名】東京都の「石神井」「舎人」「鹿骨」の読み、それぞれの地価を紹介
毎日のように目にしているのに、いざ読もうとすると迷ってしまう地名はありませんか。
東京都には、江戸以前の古い地名や、地形・伝承に由来する独特な読み方の地名が数多く残っています。
今回は、東京23区にある難読地名を3つ出題します。あわせて、その街の地価や交通事情など「お金」にまつわるデータも紹介します。
住まい選びや資産を考えるヒントとしてもお楽しみください。
2. 【東京都の難読地名】練馬区「石神井」の読み方と由来
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編集部作成
1問目は、練馬区の南西部に広がる「石神井」です。
西武池袋線の駅名や、都立公園の名前として耳にしたことがある方も多いでしょう。
2.1 読み方は「しゃくじい」
「しゃくじい」と読みます。
「神」を本来「じん」と読むところを、「ん」が省かれた読み方です。
練馬区が所蔵する記録写真や区に関する資料の検索サイト「練馬わがまち資料館」によると、昔、村人が井戸を掘った際に石棒が出土し、これを「石神様」として祀ったことが地名の由来とされています。
現在は石神井町・石神井台・上石神井・下石神井・上石神井南町の5つの町名に、その名が残っています。
2.2 【「石神井」の地価公示価格】駅徒歩7分の住宅地で1平方メートル71万5000円
石神井公園駅は西武池袋線の急行停車駅で、池袋までのアクセスのよさから人気の住宅地です。
2026年の地価公示では、石神井町6丁目の住宅地(石神井公園駅から500m)が1平方メートルあたり71万5000円、前年比プラス7.7%でした。駅前の商業地(駅から80m)は同129万円、プラス10.3%と上昇が目立ちます。
緑豊かな公園と都心への通勤利便性を両立できる点が、地価を押し上げる要因の一つと考えられます。
3. 【東京都の難読地名】足立区「舎人」の読み方と由来
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2問目は、足立区の北端、埼玉県川口市・草加市と接する「舎人」です。
新交通システムの路線名にも使われているので、駅の案内表示で見かけた方もいるかもしれません。
3.1 読み方は「とねり」
「とねり」と読みます。
東京の観光情報専門ポータルサイト、東京とりっぷによると、由来には諸説あるそうです。
天武天皇の皇子「舎人親王」に由来する説、宮廷に仕えた下級役人「舎人」が住んでいたという説、小石の多い土地を表す「トネ」と谷の奥を表す「イリ」を組み合わせた地形由来説などがあり、決め手はないとされています。
3.2 【「舎人」の地価公示価格】都心へのアクセス改善で注目される
舎人地区は、かつて半径2.5km以内に鉄道駅がありませんでした。
しかし、2008年3月30日に東京都交通局の「日暮里・舎人ライナー」が開業し、日暮里まで約20分で結ばれました。
不動産投資の総合ポータルサイト、楽待では、開業後は利用が想定を大きく上回り、最混雑区間の混雑率は171%に達したそうです。
2026年の地価公示では、舎人5丁目の住宅地(見沼代親水公園駅から270m)が1平方メートルあたり34万7000円、前年の32万5000円から6.8%上昇しました。
都心へのアクセス改善が、手頃な価格帯の住宅地として注目される背景にあると考えられます。
4. 【東京都の難読地名】江戸川区「鹿骨」の読み方と由来
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LIMO編集部作成
最後は、江戸川区の中央部やや東寄りに位置する「鹿骨」です。
「しかほね」「しかぼね」と読みたくなりますが、どちらも不正解です。
4.1 読み方は「ししぼね」
「ししぼね」と読みます。
江戸川区ホームページによると、昔、常陸国(茨城県)の鹿島大神が大和国(奈良県)の春日へ移った際、途中この地を通った時、大神の杖となっていた神鹿が病気でたおれてしまい、里人はこれをていねいに葬ってこの地に祀ったそうです。
鹿骨3丁目の鹿見塚神社には「鹿骨発祥の地」の碑が残っています。
4.2 【「鹿骨」の地価公示価格】同じ最寄り駅でも距離で地価に差
鹿骨には鉄道駅がなく、最寄りは都営新宿線の篠崎駅などです。
2026年の地価公示では、鹿骨2丁目の住宅地(篠崎駅から1300m)が1平方メートルあたり32万4000円、前年比プラス3.5%でした。一方、篠崎駅から520mの篠崎町1丁目は44万3000円、プラス5.7%です。
同じ最寄り駅でも、距離によって1平方メートルあたり約12万円の差があります。
駅距離が地価と上昇率の両方に影響していることがわかりますね。
5. 著者のコメント
6. 【まとめ】石神井町の地価は舎人・鹿骨と比べて約2倍
今回読み方を紹介した東京都内の3地点を並べると、石神井町は舎人・鹿骨の約2倍の水準で、上昇率も最も高くなっていることがわかりました。
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本記事に記載の内容を基にLIMO編集部作成
今回は東京都の難読地名「石神井(しゃくじい)」「舎人(とねり)」「鹿骨(ししぼね)」を紹介しました。
井戸から出た石、宮廷の役職、神の使いの鹿と、由来はそれぞれ個性的です。一方で地価を見ると、交通アクセスや駅からの距離によって街の評価が大きく異なることもわかります。
何気なく通り過ぎていた地名にも、歴史と経済の両面から物語があります。ぜひ身近な地名の由来や地価も調べてみてください。
参考資料
- 練馬わがまち資料館「現町名26<石神井町 しゃくじいまち>」
- 東京とりっぷ「日暮里・舎人ライナー」
- imidas 時事用語事典「日暮里・舎人ライナー」
- 楽待「かつて「陸の孤島」と呼ばれた足立区西部、日暮里・舎人ライナー開通後も開発進まぬワケ」
- 江戸川区ホームページ「鹿骨地区の紹介」
- 健ハウジング「公示地価2026 足立区」
- 健ハウジング「公示地価2026 江戸川区」
- スマプロ不動産価格相場「石神井公園駅周辺の公示地価(2026年)」
長島 迪子
