海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う団体「Adăpostul Speranța(希望の保護施設)」さんのYouTubeアカウント@adapostulsperanta7404の投稿。

投稿によると、動物保護団体Adăpostul Speranțaは、ブカレストの墓地で暮らしていた9匹の子犬たちを捕獲し、施設へ連れて帰ったことを伝えています。

執筆時点で291回再生、約38件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【墓地で暮らしていた子犬たち】発見時の様子

墓地の敷地内で身を寄せ合いながら歩く子犬たち1/6

墓地の敷地内で身を寄せ合いながら歩く子犬たち

出所:@adapostulsperanta7404

投稿によると、この9匹の子犬たちは、ルーマニアの首都ブカレストにある墓地で暮らしていたといいます。病気にかかっているうえに疥癬が全身に広がり、人が近づくことさえ危険に見えるほど怯えていたと伝えられています。人に慣れておらず、警戒しながら身を寄せ合うように墓地の敷地内を移動する姿からは、これまでどれほど心細い環境で暮らしてきたかがうかがえます。

動物保護団体Adăpostul Speranța(希望の保護施設)のスタッフは、この子犬たちを墓地で捕獲し、施設へと連れて帰りました。投稿では、この保護はゴールではなく、彼らにとっての「本当の救出」はここからようやく始まると綴られています。

2. 【保護施設に運ばれた子犬たち】これから始まる治療の日々

保護施設のケージの中で身を寄せ合う子犬たち2/6

保護施設のケージの中で身を寄せ合う子犬たち

出所:@adapostulsperanta7404

投稿によると、捕獲された9匹の子犬たちは、Adăpostul Speranțaの保護施設へと運ばれました。ここから先には、健康状態を確認するための診察や治療、食事の提供、ワクチン接種、駆虫、そしてマイクロチップの装着など、数多くの工程が待っているといいます。加えて投稿では、これまで安心して人に近づいた経験がないとみられる子犬たちに、人間が良い存在でもあると学んでもらうための時間も必要だと伝えられています。里親について話ができるのは、こうしたすべての工程を終えたあとになるとのことです。

保護施設のスタッフに見守られる子犬たち3/6

保護施設のスタッフに見守られる子犬たち

出所:@adapostulsperanta7404

保護施設のスタッフに見守られながら身を寄せ合う子犬たちの姿からは、慣れない環境に懸命に順応しようとする様子がうかがえます。投稿では、9匹という頭数の多さから、診察から里親探しに至るまでの一連の工程には大きな費用がかかることも伝えられています。

コメント欄では

  • 「深く敬意を表します」
  • 「遺棄をやめてください」

など、保護活動への感謝や、動物の遺棄をなくしてほしいという切実な声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、Adăpostul Speranțaによる9匹の子犬たちの保護活動をリサーチする中で印象に残ったのは、投稿の中にあった「彼らの本当の救出はまだ始まったばかりです」という言葉でした。墓地から連れ出すことがゴールなのではなく、そこから診察や治療、ワクチン接種、駆虫、マイクロチップ装着といった数多くの工程を経て、ようやく里親を探せる段階に進めるのだと知り、保護活動の道のりの長さをあらためて実感しました。特に9匹もの子犬が同時に保護された今回のケースでは、それぞれの治療や飼育にかかる費用も相応に大きくなるといいます。もし今後、保護犬や保護猫を迎えることを検討している方がいれば、その背景に、こうした地道な医療ケアや費用負担を経て送り出されている命があることを知ったうえで、迎え入れる準備を整えてほしいと思います。今日からできることとしては、身近な保護団体の活動内容を調べてみたり、SNSで発信されている保護犬・保護猫の情報に目を向けてみたりすることから始められるはずです。この記事を通じて一番伝えたいのは、怯えていた子犬たちが安心して暮らせるようになるまでには、多くの人の根気強い支えが必要だということです。9匹の子犬たちがこれから健やかに成長し、それぞれに合った家庭と出会える日が来ることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料