「いつかは自然豊かな北海道で暮らしてみたい」

「空き家を安く買って、自分好みにリノベーションして住みたい」

そんな夢を抱いている方、実は自治体の選び方ひとつで移住の初期費用が何十万円・何百万円も変わることをご存じですか?

今回は、北海道の中でも特に気候が比較的穏やかで住みやすく、さらに空き家活用や移住者への補助金サポートが非常に手厚い「道南エリアの3自治体」を徹底解説します!

1. 北海道おすすめ自治体3選:北海道上ノ国町

北海道の南西部に位置する上ノ国町(かみのくにちょう)は、中世の歴史遺産や美味しい海産物に恵まれた、どこか懐かしく温かな風情が残る町です。道内の中では降雪量が比較的少なく、穏やかな気候も移住者に人気の理由。

そんな上ノ国町では、町内の安全で快適な住環境を整えるため、危険な空き家の解体費用等を支援する制度を用意しています。

1.1 主なサポート制度(空き家等除却補助事業)

  • 内容:対象となる空き家の解体・撤去費用を補助
  • 補助額:最大50万円(対象経費の1/2)

1.2 こんな人におすすめ!

  • 歴史や伝統文化を感じながら、ゆったりと過ごしたい方
  • 古い空き家を取得して解体し、新しく注文住宅を建てたいと考えている方

2. 北海道おすすめ自治体3選:北海道鹿部町

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出所:鹿部町

出所:鹿部町

函館市から車で約1時間とアクセス抜群な鹿部町(しかべちょう)。町内に温泉が湧き出る自然豊かな港町で、タラコやホタテなどの絶品グルメが手軽に手に入る夢のような環境です。

鹿部町の最大の魅力は、なんといっても移住者向けの空き家サポートの充実度。空き家所有者の「家財道具の処分費用」から「マイホームの建築費・物件の購入費」だけでなく「改修費用」まで補助してくれます。

2.1 主なサポート制度

空き家家財道具等おかたづけ事業補助金

  • 補助額:上限10万円(補助率1/2)
  • 家具の処分や庭木の伐採費用などの地味にかかる費用をしっかりカバーし、空き家バンク等に登録することで空き家の有効活用につなげます。

マイホーム取得促進事業補助金

  • 補助額:基本補助額100万円(移住者または子育て世帯の場合はそれぞれ100万円を加算(最大300万円))
  • マイホームを建てたい方、空き家等の中古物件を購入したい方に補助金を交付することで、“しかべぐらし”をサポートします。

空き家改修支援補助金

  • 補助額:上限100万円(補助率2/3)
  • 補助率が「2/3」と非常に高く、自己負担を大きく抑えてリノベーションが可能!

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出所:鹿部町

出所:鹿部町

2.2 こんな人におすすめ!

  • 空き家を購入して、DIYや本格的なリノベーションを楽しみたい方
  • 毎日温泉に入り、美味しい魚を食べて暮らしたい方

3. 北海道おすすめ自治体3選:北海道八雲町

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出所:八雲町

出所:八雲町

八雲町(やくもちょう)は、日本で唯一「太平洋」と「日本海」の2つの海に面しているユニークで広大な町です。農業・酪農・漁業のすべてが盛んで、食のテーマパークのような魅力を持っています。

八雲町では、買い物や病院などの生活インフラが整った「街なかエリア(居住誘導区域)」への定住を推進しているほか、移住者や町民が安心して暮らせる安全な住まいづくりを支援しています。

3.1 主なサポート制度

戸建住宅の無料耐震診断

  • 補助内容:無料
  • 専門家による診断が全額無料!購入後に住まいの安全性をしっかり確認可能。

空家解体補助金(空家解体推進事業補助金)

  • 補助額:最大50万円(補助率1/2)※今年度の受付は終了
  • 倒壊などの危険がある空家の解体費用をサポート!安全な住環境づくりを後押し

空家改修費補助金(空家等対策支援補助金)

  • 補助額:最大100万円(補助率1/2)※今年度の受付は終了
  • 所有する空家を直して住む際の費用を軽減!街なか居住や有効活用を強力サポート

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写真提供:八雲町

写真提供:八雲町

3.2 こんな人におすすめ!

  • 「田舎暮らしには憧れるけれど、買い物や通院の便利さも諦めたくない」という方
  • 古い空き家や中古住宅の耐震性に不安があり、事前にプロの診断を受けたい方
  • 安全で快適な住まいを整えて、安心して新生活を始めたい方

4. 支援内容の早見比較表

支援内容の早見比較表は以下になります。

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5. 著者のひとこと

柳 奈央子

今回ご紹介した3つの自治体は、いずれも道南エリアにあり、比較的雪が少なく住みやすい地域ばかりです。

空き家を活用した移住は、「どれだけ補助金を活用して初期費用を抑えられるか」が大きな成功のカギになります。

自治体の補助金制度は、年度ごとの予算上限や「着工前の申請」などの条件が定められている場合がほとんどです。

気になる町が見つかったら、まずは各自治体の「地域振興課」や「空き家バンク担当窓口」へお気軽にお問い合わせしてみましょう!

6. 北海道の空き家移住に関する「よくある質問(FAQ)」

Q1. 補助金は、空き家を買った後・工事が終わった後からでも申請できますか?

A. 原則として「契約前」や「着工前」の事前の申請が必要です!

ほとんどの自治体では、工事の契約後や着工後に申請しても補助対象外となってしまいます。空き家の購入やリノベーションを考え始めた段階で、まずは自治体の担当窓口へ「補助金を検討している」と相談するのが鉄則です。

Q2. 誰でも補助金をもらえますか? 条件などはありますか?

A. 「一定期間以上の定住」や「町税の納付」などの条件があります。

主な条件として、以下のような項目が設定されているケースが一般的です。

  • 定住条件:移住後、その町に3~5年以上継続して住むこと

  • 対象物件:空き家バンクに登録されている物件であること

  • 税金:前住居地および移住先で市町村税などの滞納がないこと

※自治体によって細かく異なりますので、申請前に必ず事前確認を行いましょう。

Q3. 「補助率2/3」や「補助率1/2」とはどういう意味ですか?

A. 工事費用全体のうち、自治体が負担してくれる割合のことです。

例えば、鹿部町の改修補助(上限100万円・補助率2/3)の場合:

  • 改修費用が 150万円 かかった場合 → 2/3にあたる 100万円 が補助され、自己負担は 50万円 になります。

  • 改修費用が 90万円 かかった場合 → 2/3にあたる 60万円 が補助され、自己負担は 30万円 になります。

Q4. 北海道の冬の寒さや「雪かき」が心配です……。

A. 今回ご紹介した3町(道南エリア)は、北海道内でも比較的雪が少なく温暖な地域です。

札幌や道北・道東エリアと比べると積雪量が控えめなため、「北海道での冬暮らしが初めて」という移住初心者にもおすすめのエリアです。また、空き家改修の補助金を活用して二重窓(内窓)の設置や断熱リフォームを行うことで、冬でも暖かく快適に過ごすことができます。

※自治体の補助金制度や予算枠は年度(4月〜翌3月)ごとに見直しや条件変更が行われる場合があります。役場へのお問い合わせ時や記事の最終公開前には、各自治体HPの最新の募集要項を再度ご確認いただくことをおすすめします。

参考資料

柳 奈央子