海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回ご紹介するのは、海外で動物保護をしているViktor LarkhillさんのYouTubeアカウント@ExtremeAnimalRescueの投稿。
今回は、全身の皮膚がかさぶたに覆われた状態で保護された犬が、リーシュマニア症の治療を受け、回復に向かう現在の様子を紹介してくださっています。
執筆時点で10万2700回再生、約3850件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【全身をかさぶたに覆われた犬】約1年の保護活動の末に保護され、治療のおかげで回復に向かう現在
海外のYouTubeで、全身の皮膚がかさぶたに覆われた状態で保護された犬「ティナ」が紹介され話題となっています。
ティナは仲良しの犬「ローザ」とともに長期間野外で暮らしており、約1年にわたる保護活動の末に救出されました。保護後は2日間食事をとりませんでしたが、ローザと再会すると食べ始めたといいます。
検査ではリーシュマニア症が陽性と判明。かさぶたの下には傷つきやすい皮膚があり、投薬や薬用シャンプーによる治療が続けられました。
2. 【全身をかさぶたに覆われた犬】数か月後には体重が増え新たな被毛も生え始めたティナ
治療のかいもあり、数か月後には体重が増え新たな被毛も生え始めており、ほかの犬たちと一緒に走ったり遊んだりできるようになったとのことです。現在も治療と回復に向けたケアが続けられています。
ネット上では、ティナの大きな変化や元気に遊ぶ様子を喜ぶ声が多く寄せられたほか、ティナとローザを一緒に保護し、治療やケアを続けてきた保護スタッフへの感謝の声も相次ぎました。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント
しかし、皮膚病の原因は寄生虫や感染症、アレルギーなどさまざまで、見た目だけで判断することはできません。無理にかさぶたを剥がしたり、人用の薬を塗ったりすると、かえって皮膚を傷つけてしまう可能性があります。皮膚に強い赤みやかゆみ、広範囲の脱毛、出血などが見られる場合は、早めに動物病院で診察を受けましょう。
今回のティナが患っていた「リーシュマニア症」は、人にも感染する可能性がある人獣共通感染症です。
日本ではほとんどみられず、特に地中海沿岸などでみられる感染症で、皮膚症状だけでなく全身にさまざまな症状を引き起こし、重症化すると命に関わることもあります。ティナを保護するまでには約1年かかったそうですが、保護スタッフさんたちが諦めずに救出を続けてくださったからこそ、治療につなげることができ、保護当時の状態からは想像できないほど大きく回復したティナの姿を見ることができて本当によかったです。
4. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう
過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。
一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。
私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。
(中略)
そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。
その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
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参考資料
小泉 柚乃

