海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、保護猫や保護犬の里親探しを行う海外の団体「Puppy Kitty NYC」のInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

ある日、何者かによって段ボール箱の中に入れられたまま置き去りにされていた猫が、腎臓の感染症や痛みを伴う傷、肉球に食い込むほど伸びた爪に苦しみながらも、懸命な治療の末に退院を迎えたといいます。

執筆時点で1万3000回再生、約1618件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【箱に置き去りにされていた猫】壮絶な状態で見つかったジューシー

段ボール箱の中から不安げにこちらを見上げるジューシー1/5

段ボール箱の中から不安げにこちらを見上げるジューシー

出所:@puppykittynycity

投稿によると、猫のジューシーはある日、何者かによって段ボール箱の中に入れられたまま置き去りにされていたといいます。保護された時のジューシーは腎臓の感染症を患っていたほか、痛みを伴う傷を抱え、さらに爪が伸びすぎて肉球に食い込んでしまうほど、長期間にわたって放置されていたとみられます。あまりに壮絶な状態だったため、ジューシーはすぐに病院へと運ばれ、治療を受けることになりました。

2. 【退院しても心を閉ざしたまま】里親を待つジューシーの今

身を丸めてじっと動かないジューシー2/5

身を丸めてじっと動かないジューシー

出所:@puppykittynycity

投稿によると、懸命な治療の末にようやく退院を迎えたジューシーでしたが、その心はすっかり疲れ果て、怯えたまま完全に閉ざされてしまっていたといいます。投稿では「ジューシーが今いるべき場所はシェルターではない」と伝えられており、慣れない環境に留まり続けることそのものが、彼女にとって大きな負担になっている様子がうかがえます。

団体によると、ジューシーには一時的な里親であっても、静かに心を休められる環境が必要だといいます。食事や医療などのサポートは団体側が用意するため、里親にお願いしたいのは愛情を注いであげることだけだと投稿では伝えられています。今もなお怯えた様子を見せるジューシーですが、里親のもとで少しずつ、人間は自分を裏切らないのだと信じられるようになってほしいと投稿では願いが込められていました。

コメント欄では

  • 「私ならすぐにでも引き取りたいけれど、今はピッツバーグにいるの。誰か、この子に必要な居心地よく安全で愛情あふれる家を与えてあげて。もし里親になってくれたら、私からケアパッケージを送ります」
  • 「ああ、かわいそうに。どうか大きな心を持つ誰か、この子に静かな部屋を用意してあげてください」

など、ジューシーの境遇を気遣い、里親が見つかることを願う声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回のジューシーの投稿をリサーチする中で特に印象に残ったのは、「シェルターは今のジューシーがいるべき場所ではない」という一文でした。せっかく病院での治療を終えて安全な場所にたどり着いたはずなのに、慣れない環境そのものが、この子にとって新たなストレスになってしまっているのだと知り、胸が痛みました。保護活動というと、命を救い出す瞬間ばかりに注目が集まりがちですが、その後、動物が心から安心できる環境に落ち着くまでには、まだいくつもの壁が残されているのだと、この投稿を通じて改めて考えさせられました。もし身近に、迷子や捨てられたとみられる動物を見かけた際は、自己判断で保護しようとするのではなく、まずは地域の動物保護団体や自治体の窓口に相談することを心がけてほしいと思います。また、ジューシーのように治療を終えた動物にとっては、里親という選択肢が回復への大きな後押しになることも、今回の投稿から強く伝わってきました。この記事を通じて一番伝えたいのは、たとえ短い期間であっても、里親として動物に静かで安心できる居場所を提供することが、その子の心を癒す何よりの薬になり得るということです。ジューシーが一日も早く、人への信頼を取り戻せる場所に出会えることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「見捨てるわけにはいかなかった」古傷だらけの猫を保護、これから受診というタイミングに反響

            「見捨てるわけにはいかなかった」古傷だらけの猫を保護、これから受診というタイミングに反響    

Instagramで話題!海外の動物保護アカウント@puppykittynycityに保護された、体に古い傷や首輪の跡が残る猫セイラー。過酷な状況から救われ施設で穏やかな表情を見せる様子やSNSに寄せられた温かい反響をご紹介します。さらに保護猫を迎えたい方へ向けて、月平均1万1865円とされる最新の飼育費用やフード代の値上がり傾向、住まいの条件まで徹底解説!保護動物の現状や猫との暮らし、費用事情に関心がある方必読の記事です。

5.2 「新鮮な水を飲む姿に涙が出る」錆びた水たまりで生きていた保護猫の変化に反響

            「新鮮な水を飲む姿に涙が出る」錆びた水たまりで生きていた保護猫の変化に反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@puppykittynycityさんがInstagramに投稿した保護猫・ダンプスターファイアのエピソードをご紹介します。長らくきれいな水にすら手が届かなかった黒猫がたっぷりと水を飲めるようになった変化に、SNSでは喜びと称賛のコメントが寄せられました。また記事後半では、猫を迎える前に知っておきたい猫の飼育費用についても解説しています。

5.3 「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響

            「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@littlestepsmatter.baliさんがTikTokに投稿した、生後7週間の子犬が使われていない豚小屋に一匹だけ取り残されていた末に保護された緊急レスキューの様子をご紹介します。全身に及ぶ複数の病気を抱えながらも懸命に生きようとする姿に、多くのユーザーから応援の声が寄せられました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

参考資料