海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているDog Care ClinicさんのInstagramアカウント@dogcareclinicevの投稿。

大きな腫瘍ができていた犬が救助され、穏やかに回復していく様子を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で約140件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 大きな腫瘍を抱えた犬「クッキー」

大きく膨らんだ乳腺の腫瘍を抱えていたクッキー1/2

大きく膨らんだ乳腺の腫瘍を抱えていたクッキー

出所:@dogcareclinicev

海外のSNSで、大きな腫瘍を抱えた犬「クッキー」の救出劇が話題を呼んでいます。

クッキーは乳腺にできた腫瘍が、ボールのように大きくふくらんだ状態で動物病院に搬送されてきました。

クッキーは野良犬ですが、地域の人達に食事をもらって生活していました。

病院によると、もう少し早く彼女を気にかけていれば、ここまで状態が悪化することはなかっただろうとのこと。

手術を終え、穏やかな表情を見せるクッキー2/2

手術を終え、穏やかな表情を見せるクッキー

出所:@dogcareclinicev

10歳のクッキーにとって、腫瘍の摘出手術は大きな負担でしたが、ゆっくりと回復していきました。

現在ではクリニックで治療を続けながら、穏やかな日々を過ごしています。

ネット上では、クッキーの回復やこれからの幸運を祈る声が多数集まっていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

森川 ちづる
「もう少し早く気にかけていれば」という病院の言葉に、野良犬として暮らすことの厳しさをあらためて感じました。誰かに食事をもらえていても、体の異変にまで気づいてもらえるとは限らないのだと思います。

乳腺腫瘍は、避妊手術を受けていないメス犬に多く見られる病気です。良性・悪性どちらのケースもありますが、放置すると腫瘍が大きくなり、クッキーのようにボール状に膨らんでしまうこともあります。若いうちに避妊手術を受けることで発症リスクを大きく下げられることが分かっており、早期発見できれば手術の負担も抑えられます。日頃から体を撫でて、しこりの有無を確認する習慣も有効です。飼い犬であれば、健康診断のたびにチェックしてもらうのも一つの方法です。

10歳という年齢での手術は決して楽ではなかったはずですが、それでも穏やかに回復しているというクッキーの姿に、少しほっとしています。彼女がこれからも安心して過ごせますように。

3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう

過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。

ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。

一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。

私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。

(中略)

そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。

令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%
令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料

森川 ちづる