英語だけ勉強しても「国際人」にはなれない…グローバル社会で生き抜くための3つの条件

昨今では、海外に限らず日本でも自分の意見を持つことが重要さを帯びてきました。ですが、それでも海外においては自分の意見を持つことが非常に重要です。

それは大学やオフィスなどで明らかになります。私は米国系の企業で働いている時、とても多国籍なオフィスでした。

アメリカ人、シンガポール人、チュニジア人、中国人、フランス人…。

他にも色んな国から来て、1つのプロジェクトに向かって走っていたのです。そんな環境下で、自分の意見を出さない人に向けられる目線はかなり冷めたものです。

自分がどういう意見を持っていて、それが他の人の意見とどう違うのか?なぜ必要なのか?

こうした自分の意見を持つだけではなく、それを違う文化圏から来た人に正確に伝え、納得してもらうようなコミュニケーション能力が必要です。相手に正確に分かりやすく伝える英語力はもちろん重要ですが、それ以上に自分の意見を持ち、それを伝えたいという情熱こそが必要です。

ある時、プロジェクトの会議で日本人勢とフランス人の意見が真っ向にぶつかってしまいました。お互いに必要な意見を出し合っていたところ、それを聞いていた外国人役員が

「日本勢はプランが上手だけど、ややスピーディーさに欠ける印象だ。対して、フランス勢はスピーディーだが、プランにより実行可能性がほしい。お互いの折衷案としてこんなプランはどうか?」

と提案してくれたことがあります。自分たちの意見をしっかりと持ち、それを出し合うことでA案でもB案でもなく、C案が生まれたのです。これこそが、違った観点を持つ者同士が意見を出し合うことの意義だと私はその時感じたものです。

条件3.グローバルな視点を持つ

それから最後に「グローバルの視点を持つ」ということも重要です。

人はどうしても馴染みのあるローカルな文化感フィルターを通して物事を見てしまいます。人生のあらゆる選択肢、仕事や進学、人間関係などがすべて地元で完結する人もいます。そうした地元愛を温めている人をマイルドヤンキーと揶揄する人も出てきました。

グローバルな視点を持つ、国際人は視点が地元に留まってはいません。私は外資系企業で働いたことでそのヒントを得られた気がしています。グローバル企業でキャリアを積むと、キャリアプランも、グローバルを意識します。

一緒に働いている同僚の中には、米国公認会計士という資格を取得し、日本の監査法人で働いたり、アメリカの事業会社の監査部門に転職したりなど、「自分のスキルや知識が日本のみならず、海外にも需要があるのか?」ということを常に意識する人が周囲にいて、自分も影響を受けたものです。

日本だとあまり評価されない能力でも、海外では厚遇されるということはあり得る話です。地元で学び、地元で働く、という事も決して悪いことではありませんが、グローバルな視点を持つことでさらに人生の選択肢を多く持つことができるのではないでしょうか。そうした視点を意識することも、地元に縛られない国際人としての条件だと考えます。

今回は国際人としての3つの条件を考えてみました。英語はあくまでツールに過ぎず、「自分はグローバルスタンダードな感覚を持った国際人である」意識を持つということこそが必要なのではないでしょうか。

黒坂 岳央(起業家/投資家/ジャーナリスト)

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黒坂 岳央(起業家/投資家/ジャーナリスト)

シカゴの大学へ留学し会計学専攻。大学卒業後、東京で会社員を経て独立。
フルーツギフトのビジネスに乗り出し「肥後庵」を代表。
ビジネスジャーナリスト、作家、講演家。投資家でもあり、株式・国内外の不動産・FX・仮想通貨などに幅広く投資。
資産数十億円超のビリオネアとの投資やビジネス経験を活かして、『年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣 “億超えマインド"で人生は劇的に変わる!』を著書に持つ。
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