2020年度の新大学入試(共通テスト)の導入に伴い、2020年1月には最後のセンター試験が行われます。この試験でよい成績をとり、志望校合格にはずみをつけたいと、受験勉強に励んでいる高校生も多いのではないでしょうか。

ところで、大学を選ぶときにみなさんが基準とするものは何でしょう。偏差値?学費?それとも自宅からの距離でしょうか?人によって基準とするものは様々ですが、やはり念頭にいれておきたいのは、「その大学の出身者がどのような企業への就職実績があるのか」という点です。

そこで今回は、就職を見据えた進学先選びという点について、お伝えしたいと思います。

有名国立大学に合格していても、就職時に後悔することもある

地方の公立高校から一橋大学へと進学したある卒業生。「就職先の金融機関には慶應大学出身の人が多く、同じ大学出身の人同士のネットワークがうらやましく感じた」といいます。

また、就職活動においても「一橋大学も就職に強いとは思います。でもそれ以上に、会社に慶應大学出身の人が多いというのは、同じ慶應の就活生にとっても有利なのでは」と感じたとのこと。就職活動、そして入社後において、同じ大学出身者の存在は武器になるケースもあるのでしょう。

また、入試に関しては「センター試験や二次試験の幅広い対策が必要な国立大学に対し、慶應大学の文系学部は比較的限られた範囲だけ対策すればいい。慶應に行くと決めていたら、受験の労力が違っただろう」とも述べています。

もちろん、人によって大学に何を求めているのかは異なりますが、就職までを見据えて進学先を選ぶなら、就活や入社後のことまでイメージしてみることも必要かもしれません。

慶應義塾大学卒業生の就職先はどんな企業?