海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動をしているアカウント@pawsandclawsanimalwelfareのInstagramの投稿。

投稿には、飼い主に見捨てられ暴行を受けたと伝えられる猫アーサーが、顎の骨折や片目の損傷という深刻なケガから緊急手術を経て、懸命に回復を続けている様子が綴られています。

執筆時点で7,064回再生、約1,189件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫を家族として迎える際にかかる飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【飼い主に虐待されたと伝えられる猫】発見時の壮絶な様子

保護されて間もない頃のアーサー1/2

保護されて間もない頃のアーサー

出所:@pawsandclawsanimalwelfare

投稿によると、アーサーは飼い主に見捨てられたと伝えられており、顎を骨折し、片方の目が眼窩から飛び出すほどの暴行を受けたとされています。本来アーサーを守るべきだったはずの人に置き去りにされ、路上でひとり衰弱していたといいます。

発見されたアーサーの体には、壮絶な虐待を物語る傷が残されていました。すぐに動物病院へ運ばれ、点滴や投薬を受けたものの、当初は衰弱が激しく、手術に耐えられるだけの体力が戻るのを待つ必要があったとのことです。

2. 【緊急手術を経て】現在の回復の様子

手術を終え、静養するアーサー2/2

手術を終え、静養するアーサー

出所:@pawsandclawsanimalwelfare

その後、損傷していた目に重い感染症が生じたため、緊急手術で摘出することになりました。手術は無事に成功し、あわせて骨折した顎を安定させるワイヤーを入れる処置も行われたといいます。

投稿では、現在アーサーの顎の状態は安定していると報告されていますが、今後あらためて顎の再建手術が必要になる可能性も残っているとのことです。

今はその小さな体を休め、これまで戦い続けてきた力を取り戻すための時間を過ごしています。片目を失い、顎を大きく損傷しながらも、決して諦めなかったアーサー。投稿主は、これからもアーサーが必要な治療を受けられるよう見守りを続けるとしています。

コメント欄では

  • 「アーサーのことを思うと涙が出そうです。心ない『飼い主』に置き去りにされたなんて悔しくてなりません。それでも手術がうまくいき、顎のワイヤーもきちんと機能していると知り安心しました。あんな目に遭ってもこんなに愛らしい子だなんて」
  • 「アーサーがこれからも必要なケアを受けられますように。王様のように勇敢で強い彼なら、きっと諦めないはず。迎え入れてくれてありがとう」

など、アーサーの回復を祈り、勇気を称える声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

今回、アーサーの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、「本来彼を守るべきだったはずの人が、傷ついた体を残して立ち去ってしまった」という一文でした。

動物を家族として迎えるということは、最後まで責任を持つという約束でもあるはずです。それを放棄してしまう人がいる一方で、路上で衰弱していたアーサーを見つけ、緊急手術や入院治療を通して懸命に命をつないだ人たちがいたことに、大きな救いを感じました。

もし身近で似たような状況の動物に出会うことがあれば、自己判断で放置せず、まずは地域の動物保護団体や動物病院に相談することが、命を救う第一歩になります。アーサーは現在も顎の状態を慎重に見守られている段階で、今後さらに手術が必要になる可能性も残っています。

それでも「彼はこれまで、人間の最悪な部分を乗り越えてきた。それでも決して諦めていない」という投稿の言葉どおり、懸命に回復を続けるアーサーの姿から、この記事を通じて一番伝えたいのは、深く傷ついた命であっても、そばで支え続ける人がいる限り、再び前を向いて歩んでいけるということです。アーサーがこれからも穏やかに過ごせる日々が続くことを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料