仕事がデキる人のところには仕事がたくさん舞い込んできます。いろんな人がその人のことを頼りにしていて、迷ったり悩んだりしては「〇〇さんに聞いたらわかるかも」という期待を胸にやってくるんですよね。そういうとき、デキる人は無下に扱ったり、他の人に聞いてと言ったりしません。言い方は悪いですが、こういう機会を使って相手に「恩を売る」のです。
仕事の中で恩を売っておくのはとても大事なことですよね。いつも頼まれてばかりいる相手からの頼み事は「またか」と思うのですが、いつもお世話になっている人からの頼み事は喜んで引き受けたくなるはずです。仕事がデキる人は、自分の知見で簡単に解決できることで相手に恩を売るというのを当たり前のようにやっているのです。
だからこそ、その人が困っているときには誰かが手を差し伸べてくれますし、誰かが「自分がやりましょうか」と申し出てくれるのです。仕事では持ちつ持たれつの関係を大事にしたいところですね。
上司はしっかり使う
仕事がデキる人ほど、上司をしっかり使います。仕事がデキる人の上司が必ずしも仕事がデキる人であるとは限りませんが、そういう場合も、「こういう準備をしておきましたので、次の社長を交えた会議ではこのように案件の説明をしてください」と、はっきり伝えてその仕事を全うさせます。下準備に隙がないのはもちろん、どんな上司でもわかるように説明し、そのプロジェクトの重要性を理解してもらうのは非常に大切なことです。
一方、よくデキる上司とは積極的に話し合って作戦を立てたうえで経営陣に話をするとか、戦略を練るという方法を取ります。たとえば、コストがかかるけれども事業戦略的にどうしても起案したいプロジェクトがあったら、上司にその説明をしてまずは上司を説得します。さらに話を経営陣に持っていく上司と同じ視点でモノを考え、経営陣に向かってプレゼンする上司がどういう質問をされるか、どういう反撃反論が待っているかを想定して下準備をしておくのです。
その際にわからないことがあれば専門家に話を聞いたり、自ら必要な情報を収集して仕事を完成させます。上司だけでなく、様々な人をうまく利用して仕事を進めるのも仕事がデキる人の大事な流儀なのです。
まとめ
いかがでしたか。仕事がデキる人というのは自分なりの流儀があるのでジタバタすることなく仕事ができるんですよね。周りにいる「デキる人」のマネをして、自分の仕事の引き出しを増やしていきましょう。
大塚 ちえ