相場動向まとめ
2016年4月21日のTOPIXは前日比+2.0%の上昇に。東証一部全銘柄で、値上がりは1,753社、値下がりは149社、変わらずは50社でした。円高、原油安局面で売り込まれていた銘柄への買い戻しが目立ちました。とはいえ、2017年3月期の減益予想を発表した企業は売られており、新年度の業績への警戒感は完全には払拭されていないと見られます。
上がった株
日本エム・ディ・エム(7600)は前日比+16%上昇。人工関節等を展開。2016年4月20日に伊藤忠(8001)との資本及び業務提携を解消し、日本特殊陶業(5334)と新たに資本及び業務提携を結ぶと発表しており、医療機器分野でのシナジー効果への期待などから買われました
竹内製作所(6432)は前日比+11%上昇。建設機械中堅。2016年4月20日に2016年2月期決算説明会を開催しており、この内容等が好感された模様です(決算は4月8日に発表済み)。
ベリサーブ(3724)は前日比+9%上昇。高度道路交通システム等のソフト検証サービスを展開。自動運転関連銘柄として注目を集め買われました。
下がった株
三菱自動車工業(7211)は前日比▲20%下落。自動車大手。2016年4月20日に明らかになった燃費試験データ改ざん問題が嫌気されました。
エンプラス(6961)は前日比▲8%下落。精密プラスチック加工等を展開。2016年4月20日に2016年3月期決算を発表。2017年3月期業績予想が大幅な減収、減益予想であったことが嫌気されました。
科研製薬(4521)は前日比▲5%下落。医薬品中堅。米系証券会社による投資判断の引き下げが嫌気されました。
【2016年4 月21日 投信1編集部】
■参考記事■
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LIMO編集部