9月は3月に次ぐ株主優待シーズンです。2026年は9月28日(月)にまでに株式を購入すると、株主優待や配当金を受け取る権利が確定します。

その中で、注目したい銘柄の一つが三井住友フィナンシャルグループです。2026年9月末を基準に、同社として初となる株主優待を実施する予定となっています。同社は中間配当も実施しているため、9月までに株主となれば、これらを二重に受け取れます。

若山 卓也
金利の上昇に伴い、銀行株は長期に上昇トレンドを形成しています。主要銘柄の三井住友フィナンシャルグループも同様で、株価は1年間で69.8%上昇しました(2026年9月17日終値)。今回、株主優待銘柄に仲間入りすることで、これまでと異なる買い手が増えるかもしれません。

株主優待を受け取るには条件があり、三井住友フィナンシャルグループも同様です。どうすれば株主優待を受け取れるのか、条件を確認しましょう。

※決算情報・業績等は執筆時点での情報にもとづいています

1. 三井住友FG(4661)初の株主優待を実施!受け取る条件は?株価と利回りも確認

三井住友フィナンシャルグループの株主優待の概要を解説します。また、現在の株価も参照し、優待利回りや配当利回りも確認しましょう。

1.1 株主優待は「Vポイント」など3セット 受け取りは「Olive」口座が必須

三井住友フィナンシャルグループの株主優待(Vポイントなど)1/3

三井住友フィナンシャルグループの株主優待(Vポイントなど)

出所:株式会社三井住友フィナンシャルグループ「株主優待のご案内」より著者作成

三井住友フィナンシャルグループの株主優待は、次の3つです。主なものが「Vポイント」で、100株を1年以上保有する株主には5000円相当、1000株を5年以上保有する株主には3万円相当が進呈されます。

  • Vポイント:1年以上保有する株主に最大3万円相当
  • 金利上乗せ:3カ月物定期預金金利に+1.0%分が上乗せ
  • 協賛イベント招待:抽選でSMBCグループ協賛イベントなどに招待

なお、株主優待を受け取るには、三井住友銀行の「Olive」口座を開設のうえ、エントリー手続きが必要となります。2026年9月分の権利が確定した人は、12月中旬ごろに発送される書類から手続きし、2027年3月以降に特典を受け取る流れです。

1.2 株価1年間で約7割上昇 優待+配当金の「トータル利回り」3.3%

三井住友フィナンシャルグループの株価チャート(日足、1年)2/3

三井住友フィナンシャルグループの株価チャート(日足、1年)

出所:著者作成

  • 株価:6878円(2026年9月17日終値)
  • 株価1年騰落率:+69.8%
  • 株主優待利回り:0.73%(100株、保有1年以上のVポイント)
  • 予想配当金:180円、予想配当利回り:2.62%(2027年3月期)
  • (参考)東証プライム平均利回り:1.91%(2026年8月)

※株価および予想配当金は株式分割前(2026年9月末を基準に1:2の株式分割を予定)
※東証プライム平均利回りは加重平均

株価は2026年7月に7260円の高値をつけたあと、7000円前後で横ばいの推移となっています。現在は6878円で、100株の保有には68万7800円の資金が必要となります(2026年9月17日終値)。

1年以上の保有で受け取れるVポイント(5000円相当)で計算すると、優待利回りは0.73%となります。

また、今期(2027年3月期)の配当金は2026年9月末に90円、2027年3月末に90円の計180円を予定しています。配当利回りは2.62%となり、先述の優待利回りと合わせた「トータル利回り」は3.35%となる計算です。