味の素、冷凍食品より大きな第2の柱はどこにあるのか。急回復したROEと荒い株価が描く構図 調味料の会社という見え方と、セグメント別の売上構成・資本効率が映し出す実際の姿のズレ 2026.09.19 08:40 公開 執筆者石津 大希 味の素(2802)と聞いて頭に浮かぶのは、食卓の赤いキャップか、冷凍庫の餃子あたりだろう。私も長いあいだそう思っていた。ところがセグメント別の売上を並べると、その並びは想像とずれる。株価も、食品株のイメージからはずいぶん外れた振れ方をしてきた。この会社を食品株の枠だけで捉えることは難しい。資産と設備投資を見ていこう。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。 この記事のポイント ヘルスケア等の売上収益は3,415億円で全体の21.6%を占め、冷凍食品の2,903億円を上回る 株価は2025年12月末の3,300円台から2026年6月末の5,800円台まで水準を切り上げた 2026年3月期のROEは17.7%と、食料品の業種中央値6.7%を大きく上回った 記事の続きを読む 1/2 出所:味の素株式会社 有価証券報告書をもとに筆者作成 Check! 次のページでは、「味の素」を調味料の会社と見たときの印象と、売上の内訳がずれている点を取り上げます。ヘルスケア等という区分名の中身を、資産と設備投資の配分から読み解きます。株価は昨秋以降で3,300円台から5,800円台へ動いており、食品株らしくないこの振れ幅もあわせて確認します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 ソフトバンクグループ、2026年3月期通期は当期利益+334%。営業キャッシュフローはマイナス、株価の大きな振れの背景に何があるのか ソフトバンクグループの2026年3月期通期は当期利益が前期比+333.7%。一方で営業キャッシュフローは流出超に転じ、有利子負債は24兆円台へ膨らんだ。株価の大きな振れを資本配分から整理する。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #株価 #決算 #株式投資 #上場企業 #味の素